月曜日, 1月 15, 2007

棘と誘引と血

花のない時期ですが、土替えやら、つるバラの誘引やらで、けっこう忙しいのがこの時期です。辛いのは寒さもあるのですが、やはり棘です。棘のことばかり書いているのは、棘のささったあとが痛くて、ついつい棘の話になってしまうのです。
土曜日はマダム・アルフレッド・キャリエールとルイーズ・オディエ、日曜日はアンクルウォーターの剪定と誘引をしました。
マダム・アルフレッド・キャリエールはその長さに四苦八苦して、ルイーズ・オディエと2本で丸1日かかってしまいました。3m以上もある枝が絡むともう手におえなくなるのです。結局枝分かれしているようなところはバサバサ切ってしまいました。ルイーズ・オディエはキャリ夫人が片付いてからだったので、すこし楽でした。キャリ夫人で4mぐらいですが、10m以上になるポールズ・ヒマヤランムスク・ランブラーなんてどうするんでしょうね。おまけに棘がするどいしね。
そうそう、次の日のアンクルウォーターは棘が痛い。頭の上から枝が落ちてきて、頭から血を流しての作業でした。まだ、今も痛いです。革の手袋をしていても手に刺さりまくり、紐を結ぶのは手袋をしていてはできないし、なんか便利だ道具が欲しいです。
誘引で、普通は1本づつ根元に近いほうから結んでいきますが、ある程度枝数が大いと、順序が重要になってきて、やり直さないといけなくなってしまいます。重なりや交差がないようにうまく平面配置する必要があります。
今年の技は三次元誘引です。太い枝をわざと壁から離して誘引します。最初に仮止めしておいたものをわざと後でゆるめて、空間を作り立体交差させるのです。太い枝はそれ自体しっかりしているので、上が止まっていれば安定するのです。ちなみに昨年の技は太い枝自体を骨格とするモノコック誘引でした。ディンティベスには誘引する立派なトレリスや壁がないので、考えた技でした。
つるバラの誘引はたいへんです。春の花を思い浮かべながら、血を流してがんばるしかないのです。

2 件のコメント:

  1. バラの手入れって大変なんですね...

    春にはまさに"血と汗の結晶"が
    実を結ぶ日が来るのでしょう。

    高い枝ぶりのバラを手入れする時は
    "帽子で防止"っていうのはどうでしょう?

    すみません、疲れてますのでご容赦を...

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  2. 「帽子で防止」ですね!

    妻にはヘルメットをかぶってやれと言われます。オートバイ用のヘルメットは視界が狭くなりますし、近所の手前もあって...
    帽子は本質ですよ。役に立つでしょうね。寒くないだろうし...
    帽子形の作業ヘルメットがいいんだろうなあ、どこかで見かけたら買っておくことにしよう。
    手も頭も小さな傷だらけで、痛くてたまりません。スボンも棘で傷だらけになるし、切り落とした枝で靴もです。
    このあたりをすんなりとできるようにならないとプロじゃないんだろうね。

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