金曜日, 3月 27, 2009

接ぎ木の成功と失敗

  ここのところだいぶ更新が滞っておりました。ネタがないわけではなかったのですが、写真を整理する時間がなくて、そのまま時間がすぎておりました。すみません。
 もうアーモンドの花も終わりまして、世間はいっぱい桜の花が咲いております。庭も気がつけばバラの新しい葉の緑で満ちはじめました。さて、2月の初めの接ぎ木はどうなっているかというと、そろそろ結果が見えてきました。
  まず、スタンダードですが、うまくいっているのは1本。まだちょっと期待しているのが2本で既にダメなのが1本という具合です。
 接ぎ木は温度の管理が重要と書いてありましたが、それは確かに感じました。芽が活動する温度と、カルスが成長する温度、このバランスは重要なようです。暖かい日がちょっと続くと芽はすぐに活動を開始します。カルスの成長はも少し穏やかで、暖めの温度でじっくる台木とつながっていきます。活着する前に芽が動いてしまうと、穂木の力を低下させてしまいカルスの成長さえも衰えさせてしまうようです。
 タケノコが伸びるように、スーッと出てくる芽でない場合は×で、小さいまま開く芽はすぐにとってしまったほうがいいかもしれません。まちがって芽がとれてしまったほうがうまくいっていたりするんです。
  本来は温室でしっかり安定した温度と湿度で管理すればうまくいくのでしょうが、私のように適当にやっているガーディナーではどうにもなりません。成功率を高める方法で考えられるのは、穂木にパワーのあるものを選び、環境の変化の影響を受けにくくする。芽は3つぐらいついた状態の穂木を使い、うまくいきそうになかったらぷちっととってしまうというのがよさそうです。あとは、ナイフを切れるやつを使うということでしょうかね。
 スタンダード組とは別の接ぎ挿し組もそこそこうまくいっています。こちらのほうが動かしやすいので温度の管理がしやすいので、もうちょっと成功率が高そう?です。
Posted by Picasa