土曜日, 2月 10, 2007

ミニバラだけどかなりいいねモーニングブルー

 50円の処分品だったモーニングブルー。買ったときは名前もわからず、いったいどんな色の花が咲くのかもわからなかった。葉も黄緑色でバラの葉っぱのようではなく弱々しい感じがしたが、50円だったので3株購入して適当に鉢に植えておいた。買ったのは秋で、花が終わって小さなポットだったが、なぜか冬でも葉は落ちず成長して、春一番に花がついた気がする。
 花が咲いてみてびっくりきれいな青紫色。ミニバラにしては大きめの花で見栄えもする。早速、WEBで品種が何かを探した。だいたいミニバラの品種名はわからないのだが、色もミニバラには少ないブルー系でめずらしいので、案外簡単にあたりがついた。これきっとモーニングブルーだよ。品種がわかった時はさらにうれしかった。
 ミニバラだけど、葉はけっこう大きい。普通のミニバラのように濃い緑の照り葉ではなく、黄緑色の草花っぽい葉でけっこう茂る。寒さにはかなり強く、花もかなり遅くまで咲いてくれる。しかし、うどんこ病にはかなり弱い。春先は最初に芽をふいてくれるのだが、その時期は気温の変化が大きく、おもいっきりうどんこ病にやられる。どうせやられるので、遅めにに強く剪定して成長の時期をすこし後ろにもっていくのがいいような気がする。
 ミニバラなんですがけっこう茂ってこんもりしてくれるので10号程度の鉢に植えている。高さは伸びて50cmぐらい、横張りなのでけっこういい雰囲気で咲いてくれる。花つきも抜群で、いっぱいつぼみがつくさまがまたいい。私は、房咲きのつぼみがいっぱいつくのが大好きである。ミニバラもけっこういいねえと思った最初の品種です。
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金曜日, 2月 09, 2007

紫燕飛舞ひらひら

 紫燕飛舞という具合で、いかにもチャイナローズという名前がついていますが、実際はどうもチャイナローズではないようです。中国の作出だからといってチャイナローズというのは確かに正しくはない。
実際、花は大きめで枝もよく伸びるし、雰囲気はチャイナローズより華やかな感じがします。しかし、四季咲きだし、チャイナといえばそんな気にもなります。葉の形をみるとブルボンローズとかハイブリッドパーペチュアルな雰囲気でもあります。
 枝は細めですが生育は旺盛で、気づくと結構成長しています。花は赤紫というか濃いピンクというか、明るい色でひらひらと広がる花びらはやさしい雰囲気です。
 さらに香りもよく、いいことばかりの気がしますが、ちょっとまとまりが悪く、かなり深く剪定していても枝が暴れてしまいます。トレリスやオベリスクに誘引する必要があります。かといって、つるバラのように扱うのがいいかというとそんなパワーがあるとは思えません。花の数はそんなにいっぱいは咲きません。
 挿し木をすると比較的簡単に増やすことができるのも特徴です。自根でもよく育つようで、適当に挿しておいたものが結構育っていたりします。オールドローズは基本的に根性があります。自根のほうが生育力が抑えられてかえってバランスがよかったりすることありますし、どこかで紫燕飛舞をみかけてら枝をもらって帰って挿しておくというのもいいかと思います。
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木曜日, 2月 08, 2007

王子様モナコ。ジュビロ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ

我が家の庭にはプリンス・ドゥ・モナコとジュビロ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコが並んで植えてあります。お姫様モナコと王子様モナコです。お姫様モナコは大輪のハイブリッドティーですが、王子様モナコはフロリバンダです。太陽の日を浴びると花びらの縁がきれいに赤くなるところがたいへん素敵です。ふつうに考えるとお姫様のほうが華やかに見えそうなですが、花の数、色のコントラストから圧倒的に王子様が目立ちます。

温度や光で花びらの色が変わっていくバラがありますが、王子様モナコは光を受けると赤く発色します。ですので咲き始めは淡いピンクなのが、咲き進むにつれてどんどん赤くなっていきます。南側に植えているのですが、我が家は西向きの玄関なので、となりの家が光を遮るので秋が深まって日が短くなると日が当たらなくなり、色はほとんど真っ白になってしまいます。

この写真は5月の末の花で、いちばんいい色がつく時期の花です。夏の暑さにはあまり強くないのですが、春も秋もいっぱい花をつけてくれます。昨年は秋のつぼみに付き具合から、12月のはじめで花は終わりましたが、その前の年は1月末まで花をつけてくれました。寒さにはたいへん強い品種のようです。秋が深まってからの花は、わずかにピンク色になる程度で、それはそれで味があります。
このバラの欠点はといえば、棘が鋭いところでしょうか、ちょっと黒点病にもなりやすいかな?基本的には大変病害虫に強い品種だと思います。黒点病になっても、全滅してしまうことはないし、病気にかかった葉をとってしまってもすぐに復活してくれます。園芸店でも最近はよくみかけるようになった品種です。枝はフロリバンダらしく横張りですので、ちょっと広めのスペースを確保してこんもりと枝を張らせてあげるといいかなとお思います。ちなみに我が家はフェンスぎりぎりに植えてしまったため、かなりの花が隣の家で咲いております。
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水曜日, 2月 07, 2007

うつむくパットオースチンたち

 昨年のいっぱい花が咲いたで賞はグラハムトーマスなんですが、ずっと咲き続けたで賞は同じくイングリッシュローズのパットオースチンです。夏の間も咲き続け、冬近くになっても咲いてくれました。それも昨年植えたばかりなのに、素敵な花をいっぱいつけてくれました。庭のMVPだったと思います。
 デビッドオースチンの奥さんの名前がついているだけあって、落ち付いたオレンジ色のやさしい花を咲かせてくれます。写真だとちょっと地味な雰囲気なのですが、庭ではもう少し華やかさがあり、目を引きます。春にはどんどん花が咲き、夏でもくじけることがなく花をつけ続け、秋にはさらに渋さを増した花をつけてくれました。
 しいて気になるところをいうならば、花がいつもうつむいてしまうところです。いつも恥ずかしそうに下を向いているので、ローアングルから写真を撮るしかありません。枝が細めで長くのびるのでしかたないですが、もうちょっと上を向いて咲いてくれると華やかな雰囲気になるんじゃないかと思います。
 この花は香りがまたさわやかで、うれしくなってしまいます。基本的にはティーの香りなのですが、フルーティーな香りでアールグレイの感じといったらいいのでしょうか、特に春の香りが最高です。ああ、春が待ち遠しい。
花の質からいうと秋の花のほうが色も素敵だった気がするのですが、きっと次のシーズンは株も充実しているので、きれいな花をいっぱい見ることができることでしょう。
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月曜日, 2月 05, 2007

つるミセス・ピエール・S・デュポン。素朴な黄色バラです

ハイブリッドティーの古花のミセス・ピエール・S・デュポンの枝変わりのつるミセス・ピエール・S・デュポンです。最近話題のアーリーモダンローズなんだと思います。黄色のバラとしてはごく初期のバラといえます。けっして、華麗な雰囲気はありませんが、咲き始めの形や、素朴な開き方は、なにか安心感を感じます。
これは今は倒産してなくなってしまったホームセンターで確か598円ぐらいで買った気がします。最初のアーチのところに植えていたのですが、あまりの生育力にアーチには収まりきれないと判断。場所を垣根のところに引っ越したわけです。引っ越されてしまった理由は一期咲きで、最初の年はまったく花をみることができなかったからで、咲いた花をみていたら別の場所に移っていたかもしれません。
黄色のバラの常なのか、黒点病にかなり弱い。花が終わった夏以降は、春に伸びた葉をほとんど黒点病で落としてしまいます。もっと気をつかってあげないといけないのでしょうが、垣根の樫の木に絡ませているので、どうしても病気になりやすいみたいです。
そのためか、もう巨大化することはなさそうです。枝の伸びも落ち着いてくれて、ハイパワーなシュートも伸びないので、扱いやすくなりました。
華やかさはありませんが、小さめの高芯咲きの花はなんともいえない落ち着きがあります。緑の中にさりげなく数輪が咲く感じなのですが、この地味さもまたいい感じなのです。
今年は、アーリーモダン系を何本か買いました。ちょっと楽しみなのです。
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冬は忙しい

今年になって週末は何かといろいろあって、落ち着いてバラの面倒をみてあげられない。冬は花は咲いていないが、やらなければいけない作業がいっぱいある。土替え、つるバラの誘引、剪定。本数が少なく、つるバラなどは小さいうちはたいへんではなかったが、ちょっと大きくなると、1日かかって1本しかできなかったりする。
昨日も、ブッシュの剪定を行った。もう少し先でもいいんだろうが、今月も忙しいのでできるときにやらないとと思って、剪定ばさみでバシバシと枝を切っていった。つるバラの誘引はかなり痛い仕事なのだが、普通の株立ちのバラの剪定はさほどたいへんではない。シュートよ出てくれと祈りながらの強剪定。実はなかなかの快感。趣味の園芸で、マダム高木が切り詰められたバラをみるのは楽しいと言っていたが、かなり納得できる。
昨年いっぱい新枝を伸ばした株は、躊躇なくバシバシと剪定できるのだが、いまいちだったバラはどうするか悩んでします。剪定を弱くして早く葉が増えるようにしてあげると復活するが、シュートを出させるのと若返りのためには強く剪定して枝を減らしたほうがいい。鋏を入れる時間より、枝と新芽を見て悩む時間のほうが長い。
そういう意味ではつるバラの剪定は楽である。枝はいっぱいなので、かなりバシバシ切ってもいいし、長く残してもちゃんと花が咲く。場所があれば、やっぱりつるバラが楽しいかな?

日曜日, 2月 04, 2007

杏色がきれいに写るタモラやタモラ~

杏色の微妙な色合いが素敵なタモラです。病害虫に強くて、あまり大きくならず花付きがいいということで、玄関の狭いスペースにスカーレット・オベーションといっしょに植えています。この花は、春の最初の花で、いきなり素敵な花をつけてくれました。
この色は写真映りが最高です。写真撮りで難しいのは赤で、微妙な色あいはほとんど表現できません。また、パソコンの液晶ディスプレイは特に赤の表現は下手で、平べったい減色したような色になってします。まったく逆なのがこの色で、本物もきれいなのですが、写真に撮るとさらにきれいに見える色なのです。コントラストがきれいに出て、花びらの1枚1枚がほんとうにきれいに映ります。
またさらにイングリッシュローズのひらひらした花びらは、さらにやさしい雰囲気が出ます。アンブリッジローズやエブリンなんかもいい雰囲気が出るんだろうなあと思います。タモラはどちらかというと花びらは多くないほうなのですが、いっぱい花びらがあるのもオールドっぽくていいのでしょうが、個人的にはこれくらいのほうがやさしさが感じられると思います。
香りはいわゆるミルラ香です。うううん、これがミルラの香りかと納得するような強い香りがします。しかし、これが好きかどうかは好みがはっきりでると思います。
となりに咲いているのがスカーレット・オベーションです。こちらはほんとうによく花をつけてくれてくれます。タモラは赤い花ともよく合います。赤い花のほうが引っ込んでしまいますが、1輪だけ撮るよりさらにきれいに見えます。
病害虫に強いということでしたが、実際はシャクトリ虫や黒点病の攻撃にくじけていました。やはり矮性なのでそれほど樹勢はつよくなく、ちょっと気を使って育ててあげる必要があるみたいです。ほっておきだったので、秋はちょっとしか咲きませんでした。
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