土曜日, 5月 22, 2010

雨のコロコロ、ロー・ブリッター

  かわいいバラの花ナンバー1は我が家ではロー・ブリッターでしょう。ほんとうにコロコロの丸い花で、最後まで開ききることがない。似たような雰囲気の花はあるけど、つぼみのつきかたからバランスがよく、毎年きれいに咲いてくれます。
  四季咲きでも良さそうなんだけど、ズバリ一季咲き、返り咲くことすらありません。もっともそこそこ花期は長いので一気に咲いて散ってしまうわけではありません。これがもう少し早く咲いてくれて、返り咲いてくれれば思うが、それはあきらめるしかない。
 ピエール・ドゥ・ロンサールが一季咲きなの残念という声がよく聞かれるが、私はこのロー・ブリッターが一季咲きなのが残念。また逆に、一季咲きであっても文句がないバラとも言えます。
  ハイブリッドマクランサ、原種のロサ・マクランサの交配種。比較的原種に近いバラなんだけど、花はそんなワイルドな感じではない。このかわいく、はかない感じは、イングリッシュローズでも得られていないものだと思います。
 一応つるバラなんだろうけど、太いシュートがぐんぐん伸びるようなことはありません。枝の伸び方はかなりおなしく、冬の誘引もすこし枝のバランスを調整してあげるだけでいい。高さも高くはなりませんので、低いフェンスにうまく添わせて咲かせることができます。
  コロコロの花は、このロー・ブリッターが大好きなので、アーチにポンポネッラを植えました。まだそれほど成長してないので花は咲いていませんが、こんなコロコロ花ならうれしいなと思っています。でも写真でみた感じでは、もっと房咲きがにぎやかそうなので、華やかな感じにはなっても、はかない感じがでないようなきがします。まあ、それぞれ特徴がないといけませんが、それはそれでいいかなと思っております。ロー・ブリッター、超おすすめ品種です。
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金曜日, 5月 21, 2010

カーネーションみたいなピンク・グルーテンドルスト

  花だけみるとカーネーションかと思うようなピンク・グルーテンドルストです。普通は花だけみることはできないので、葉も枝もみるわけですが、見てしままうときっと花より枝にびっくりするはずです。まあ、すごいトゲトゲなんです。
  ピンク・グルーテンドルストはFJグルーテンドルストがオリジナルで赤、その枝変わりでピンク、さらにホワイトもあります。はまなすの交配種で、ハイブリッド・ルゴサという分類になります。ハマナスのすごいトゲトゲがそのままで、もしかするとハマナスより刺がいっぱいあるかもしれません。間違っても枝を手で持ってはいけません。防犯用にも使えるかもしれません。
  ハマナスの交配種ですが、花は全然似ていません。ハイブリッド・ルゴサにはフィンブリアータなども花びらがギザギザの品種があります。大元のハマナスは一重の花なのにどうしてなんでしょうね。そうそう、ピンク・グルーテンドルスト、写真をみるときっと素敵な香りがするんじゃないかと思うでしょう?実は全く香りがありません。これも残念。刺がなくて香りがあればすごいと思うんですが、まあそんなもんなんです。
  この株はノイバラに接ぎ木してある苗だったのですが、挿し木でもしっかり育ちます。挿し木は刺のおかげでうまく刺さらないのですが、うまく刺の処理をしてから挿し木すれば、成功率はかなり高いと思います。
 育てる上では、病気にはあまりなりませんが、アブラムシやハダニはついきやすいと思います。夏のハダニには注意する必要があります。四季咲きでいっぱい花もつくのですが、ハダニにやられてしまってはうれしくありません。今年はあまり害虫は発生していないので、きれいに咲いてくれています。写真だけみればたいへんかわいいバラですよ。
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水曜日, 5月 19, 2010

水をやること

 今全部で品種が113種類になっているので、天気がいいと水やりがたいへんです。きょうのように雨が降ると黒点病の心配よりも水やりを心配しなくていいという安心感が上回ります。といっても普段は妻が水やりをしてくれるんですがね...

 今年は例年よりもよく水やりをしていると思います。朝と夕方、ちゃんと水をやっているんです。水やりは土が乾いたらといいますが、暑い日は今でもすぐに土の表面は乾きます。乾きやすいのは、鉢の上の火が当たるからかと思うとそうでもなくて、いっぱい水を吸い上げているからなのです。元気よく成長する鉢は乾きが早いのです。

 水のやりすぎは根の成長にはマイナスで、ヘタをすると根腐れを招くと書いてあるのですが、元気のいい株にいっぱい水をやると、しっかりベイサルシュートが出てくれるのです。くじけていた万葉ですが、植替えをして、いっぱい水をやっていたら、どんどんシュートがでるじゃないですか、くじけバラが復活したんです。エブタイドもそうです。十分に水はけのいい土を使っているなら、水はいっぱいやって大丈夫です。特にスタンダードは水をたくさんやると元気が違います。やはり水揚げにパワーがいるんでしょうね。肥料より水の効果は大きい。お日様とお水これが基本だと思います。

 うどんこ病や黒点病も水分バランスが重要で、バランスが崩れたり安定しない時に病気は発生します。今年は4月は気候が安定せずよくなかったのですが、5月に入って日照が多く、いい感じなのです。日照とバランスした水やりはほんとうに元気なバラを育てる基本のようです。今年のシュートはイケていますよ。

最近はよく見かけるディスタント・ドラムス

  ディスタント・ドラムスです。見た目はあやしい色でそれほど強い品種のように見えないのですが、実際は病気には強いし、花つきもいい、さらに花持ちもそこそこよいといいことづくめの品種です。春も秋もきれいな花をつけてくれます。
  これは新苗から育てているのですが、最初に見つけたころはめずらしくて、ディスタント・ドラムス発見という感じだったのですが、最近はどこでもよくみかける品種になっています。こんなにどこでも売っていると、なんかありがたみがなくなってしまってしまうよなあと思うほど、あっという間に出回りました。おなじ感じなのがエブ・タイドなんです。これも最近いっぱいみかける。しょぼい鉢苗を買ったのを後悔していたら、今年は元気よくシュートを伸ばしてくれているんですがね。
  通信販売ではなくて、園芸店やバラフェアなどで新苗を売っているということは、既に近隣で栽培されていて、当然のことながらどこでも売られるわけなのです。珍しいとおもった品種でも、1年たったら普通に広まっているのは当然なんですよね。ライセンスの問題がなければ、いい品種は一気に広まります。
 ピエール・ドゥ・ロンサールなんで以前はなかなか入手が難しかったし、レオナルド・ダ・ヴィンチもそうだった気がします。先日入手したバーガンディ・アイスバーグもきっとどこでも見られるようになるでしょう。
  まあ、でもいい品種が広がることは当然。いいことです。このディスタント・ドラムス、ほんとうにきれいで味わいのある色合いです。いい品種とは、まず第一に病気に強い品種だと思わせた品種はこれでしたね。アイスバーグ、マルチダ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、... どこでも見かけるけど、丈夫できれない花をつけてくれる優良品種です。
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火曜日, 5月 18, 2010

かわいい新入り組、クイーン・オブ・スウェーデン

  昨年の秋の植えた新入りのクィーン・オブ・スウェーデンが咲きましたので、早めに載せておくことにします。明日から本格的に雨も降るので花が痛んでしまうかもしれませんし、やはり咲き始めがきれいなものですから...
  クイーン・オブ・スウェーデンは以前から欲しかったイングリッシュローズで、昨年念願かなって大苗を購入、鉢植えなどにはせずいきなり地植えしました。枝はおもいっきり直立性だとわかっていたし、上を向いてしか咲かないこともすでに知っていたので、玄関のアイスバーグの横のちょっと高めのバラ組の仲間にしました。
  アイスバーグは当然のことながら元気いっぱい咲きまくりなのですが、その横で凛々しく直立して、かわいいながらもしっかりとした花を咲かせてくれてます。カップ咲きなのですが、イングリッシュローズらしいひらひらタイプではなく、花びらがしっかり巻くタイプで、しっかりとした形を保ちながら開いていきます。写真のとおりほんとうにきれいな咲き方です。
  イングリッシュローズも似たような花も多いですが、ちょっと毛色の違った品種もあります。いままで植えていたものが、どちらかというとひらひらタイプのものなので、この花がかなり新鮮でインパクトを感じます。お気に入り組です。
 イングリッシュローズではジェントル・ハーマイオニーも一緒に植えているのですが、こちらも今咲いています。でも、真っ白でピンク色が弱いのです。花びらが多くて、まさにクォーターロゼット、オールドのローズの雰囲気もたっぷりなのですが、色の白過ぎます。また、ハーマイオニーも紹介しますね。写真は既に撮っていますしね。
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とれたてバーガンディー

  新入りのバーガンディー・アイスバーグです。先日の久留米のバラフェアーで購入したものなので、自分で咲かせたものではありませんが、朝一番きれいに咲いてくれていたので、写真を撮りました。白のオリジナルアイスバーグもいっぱい咲いていますが、この花は枝変わりと思えないほどの渋い色です。いいですねえ。
  紫系だとラプソディー・イン・ブルーも華やかな雰囲気がきれいですが、バーガンディーは他の紫系にはない落ち着いた雰囲気があります。ひらひらとしたアイスバーグの花びらがそのまま渋い紫になっているわけなのですが、花形がきれいな形をしているのがよくわかります。本家はいっぱい咲きすぎてそれに気づきません。
  他の紫はエブ・タイドが紫ですが、花びらがもっと多いので、色の濃さが強調されていてだいぶ雰囲気が違います。バロン・ジ・ロード・ランも赤から紫になっていきますが、いかにもオールドローズというい雰囲気で、ちょっとゴージャスな雰囲気でまた感じが違います。
  このまま鉢に植えておくよりは色の特徴を活かしてどこかに地植えしたいと思っているのですが、場所がないんですよね。フラウ・ホレとアイスバーグがどちらも同じ雰囲気なので、その間に色違いで配置できればいいかなと思うのですが、間にはすでにオリーブの木やグレープフルーツの木があるし、スペースがない。でも、いっぱい咲いたらもっときれいだろうし、ううん、考えてしますなあ。
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月曜日, 5月 17, 2010

ブーケのようなスカーレット・オベーション

  ブーケのような房咲きがきれいなスカーレット・オベーションです。例年はつぼみが開ききれなかったり、重さで倒れてしまったりと、なかなかきれいな開花を見られないのですが、今年はバッチリです。玄関の前にタモラといっしょに植えてあります。地植えですが、それほど広いスペースもなく、土の量も限られた場所なので、ほとんどポット植えと同じような環境ではあります。
  スカーレット・オベーションは名前とおりデ・ルイターのミニバラなのですが、すこし大きめに育ちます。葉はミニバラという雰囲気ではなく普通のバラと同じような大きさです。花はミニバラよりは大きめで、5cmから7cmといったところでしょうか?花びらの表と裏の色が違って、花びらも多く、うまく咲いてくれるとたいへんきれいです。
  うどんこ病にもなるし、黒点病にもなる。コガネムシにもやられやすいので、そこが難しいところ。それほど弱くはないのですが、日当たりがそれほどよくない場所で、影になりやすかったり、風の通りみちになって強風倒れてしまったりします。環境を維持するのはなかなか難しいものです。
  ところが、今年は玄関側は病気も広がらないし、害虫もまだ襲ってきません。早めから殺菌剤・殺虫剤を散布しているからだと思います。南側のうどんこ病がひどいので、そのついでに撒いていたのですが、それがたまたま予防になっているようです。うどんこ病は蔓延してしまうと止めることはたいへん難しい。新しく出てくる芽やつぼみがやられますから、予防で散布しても直接は効かせることがでいませんよね。全体的に胞子の拡散を防がないといけません。胞子は風で飛んでくるわけで、難しいものです。強く育てることが一番大事みたいです。
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日曜日, 5月 16, 2010

日差しに映えるラプソディー・イン・ブルー

  5月になって急に暖かくというか暑い日が多くなってきて、それまでなかなか咲かなかった花が一気に咲いている。それまで載せる写真がなくてどうしようと思っていたのが、山のように写真を撮ってしまってどれにしようかと悩む日々です。メジャーなピエール・ドゥ・ロンサールとかガートルード・ジェキルをいっぱい撮っているうちに、忘れてしまって気がつくと花が終わっているというものも多数。まあ、いっぱい撮っておいて夏の花がない時に紹介するようにしようかなと思っています。
  朝早くとか曇の日はきれいな写真が撮れるのですが、今日のような快晴のぴかぴか天気だと影が強く出てしまったり、色が飛んでしまったりして淡い色の花はうまく撮れない。朝は早起きしないといけないし、ここのところ曇の日もない。なんか大味な写真がどうしても多くなってしまいます。
 日差しの映える花がやはり色がはっきりしたものです。おもいっきり紫のラプソディー・イン・ブルーは枝が長く伸びすぎてしまったのですが、晴れた日には遠くからも目立つ位置で咲いています。
  このラプソディー・イン・ブルーは生育力が強く鉢植えでもシュートをいっぱい伸ばしてくれます。房咲きになる品種なのですがなかなか横枝を伸ばしてくれません。摘芯してもそこから伸びる枝は上に向かって伸びていきます。たぶんオベリスクなどに誘引して育てたら上手くバランスするのかもしれませんが、いまのところはちょっと格好悪く伸びてしまっています。大きく育てるつもりで育てたほうがいいんでしょうね。基本的にシュラブですしね。
  そうそう、今年は花は遅いけど、シュートが出るのは早いというかいつと同じで、花より枝の育ちが目につきます。特にシュラブ系で生育のいいバラ、バロン・ジロー・ドゥ・ランやアルキミストが枝が伸びている割りには花つきがよくありません。どうしたことなのでしょう?肥料をやりすぎると葉や枝だけが伸びることがありますが、今年は気候がそんな感じをつくっているみたいです。つぼみのつき方の問題なのでしょうかね?
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