土曜日, 3月 06, 2010

ここが正念場の芽

  家の表に勝手生えていたノイバラに接ぎ木したウィリアム・シェークスピア2000ですが、斜めに生えていたので立派な台木なんだけどかっこは悪い。ウィリアム・シェークスピアがあまり元気がないので、接ぎ木してパワーを復活させようというもくろみなのだが、いまのところあまりうまく行っている感じではない。
 接ぎ木で成功するパターンは、新芽は葉がすぐに開いてしまうパターンはよくなくて、葉が開かずスーっと伸びていくパターンでなくてはいけない。すぐに開いてしまうのはまだ活着していないのである。
  上の写真だと、うまくいっているように見えるので横から。先に伸びずに葉が開いてしまっているのがわかる。中からさらに芽が伸びてくれればいいが、このままだとよくないかもしれない。まだ3月初旬なのでわからないが、ここからうまく活着してくれることを期待しよう。
  接ぎ木は挿し木に比べればうまく行く可能性は高いと思うのだが、挿し木でうまくいきそうなのもある。挿し木といっても剪定した枝をただ土に挿しておいてただけである。品種にもよるのだが、ただ枝を挿しておくだけれちゃんと活着してしまう品種もある。オールドローズ系はけっこううまくいってしまうものだ。この芽は紫燕飛舞です。これが結構いい確率で発根するのである。また発根した苗も接ぎ木苗とおなじように生育するからうれしい。横に生えているのは実は差しっぱなしの株なのである。
  きびしいのは接ぎ木と挿し木だけでなくテッポウムシにやられたマダム・アルフレッド・キャリエールがまさに正念場である。根元が激しく食われているのでこのままだと枯れてしまう。新芽は出てきているが果たしてそのまま生育していけるかどうかである。
 ここで芽が出ているのは比較的食われ方が少ないほうなので、うまくいけば復活していけるかもしれない。しかし、おもいっきり枝を切ってもちゃんと芽が出てくるからすごい。もう芽が出そうになくても危機的状況においてはしっかり芽を出してくれるものである。そのパワー復活を祈りたい。
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火曜日, 3月 02, 2010

うれしい新芽たち

  新芽がびゅんびゅん出てきていて、ホット・ココアなんかはもうしげしげと葉がしげっている状態です。ウィークスのバラはほんとうに元気がいい。強いね。エブタイドがいまいちちっこいけどたぶん今年は元気を出してくれるはず。
 新芽でうれしいのが、さきっちょの新芽ではなくて根元から出ている新芽。シュートに成長してねって思わず願ってしまいます。テッポウムシに攻撃され虫食いだらけになってしまったつるディンティベスからもおもいっきり大きな芽がでてきてうれしくなってしまいます。
  基本は新芽は根のパワーというより枝がもっている力で成長を始めるようですが、根にパワーがあると水分や養分の供給がしっかりしているので雨がふったりするとグイグイと伸びていきます。
 根元の芽もそうで、元気のない株はなかなか根元の芽は成長してくれません。頂芽優勢が基本なので、養分は上部に優先的?に供給されるのですが、元気のいい株はしっかり根元の芽も成長してくれる。今の時期からシュートが動いてくれると株の更新も予定どおりといった気持ちになります。
  スタンダードの継ぎ目あたりから芽が出てくれるとまたうれしい。上のほうに伸びてくれても、こんもりと丸く茂ってくれませんからね。スタンダードは上のほうはどんどんピンチして横張りにしてあげないといけません。そう思っているときに横に向かって継ぎ元から芽が出てくれるとうれしい。
 
 いちばんうれしいのはくじけた株の復活です。アンティーク・レースがきれいな花をつけてくれてたのですが、ふつ気づくとテッポウムシにやられているじゃないですか?普通テッポウムシは大株のどちらかというと木質化した茎で成長するのですが、鉢植えの細いアンティーク・レースが攻撃されていたのです。もうだめかと思って、昨年は急遽接ぎ木をしたのですが、それは継ぎ穂がよくなくて失敗。でもちゃんんとケアをしたら枯れないで復活。かっこは悪くなっているけど、根元から芽がでてきている。今年はさらなる成長が見込めます。アンティーク・レースは花つきよくていいし、ひらひらの花びらに地味な色合い、たのしみです。
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月曜日, 3月 01, 2010

今日もクリスマスローズ、バラは土の話

 今日もクリスマスローズの写真いきます。暖かくなって、どんどん咲いているとう雰囲気です。華やかではないですが、なんとなく庭に春がきたという雰囲気です。
 下を向いて咲くので、のぞき込まないと写真のような花の姿を見ることはできないのが残念ですが、のぞき込みながら春を感じるのもいいかなと思ったりしています。# 以下、クリスマスローズの話ではなくなりますが、ご容赦を...
 バラ組さんたちは、さらにどんどん芽を伸ばしております。グラハム・トーマス、アンクル・ウォーター、ピエール・ドゥ・ロンサールなど大きい組は、日照もいいせいかもう春だよ、急がないとと言わんばかりに芽を伸ばし始めています。つるバラはこの時期もいいんですよね。なんとなくやる気が出てきます。
 普段はつるディンティベスが先行するのですが、今年はテッポウムシ被害のため思いっきり枝を切ってしまったせいか、ちょっと伸びが悪いようです。復活するかどうかちょっと気になるところなのですが、基本的に元気な品種だったので、1月ぐらいでどんどん復活してくれるはず?です。
 昨日、息子の幼稚園のお父さん会で、土はふかふかがいいのか、それとも赤土系の重たい土がいいのかという話になりました。卒園する子のお父さんの送別会だったのですが、隅のほうで小郡バラ会議をやっておりました。
 柔らかい土がいいとう人と水持ちのいい重たい土がいいとう人が実際におります。私が思うには、地植えか鉢植えか、鉢だとして大きさが大きいか小さいか、水はどれくらいの頻度でやっているかなど、さまざまな条件が絡んでくるんだと思います。さらに、どうであってもそう簡単には枯れないものなのです。ノイバラの根はそれほど重たい土のところに生えているわけではなく、比較的軽い土のところに自生しているような気がします。しかし、水の供給など考えた場合にはある程度成長した段階では重たい土が、成長よりも水持ちという点で重要なかもしれないと思っています。

 新しい根を積極的に伸ばしたい小さなミニバラを重たい土に植えるのどう考えて間違っていると思いますが、大株になったバラを軽い土に植えると、上部はすぐ水不足になってしまい、根は下へ下へと伸びていくことになります。養分をうまく与えるには上部に根が広がったほうがいいし、ある程度重たい土のほうが根の広がるバランスがよかったりするこもあるようなのです。枝だけでなく根もみていると面白いですね。
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