土曜日, 5月 09, 2009

アルキミストもきれいに咲いています

  北側の窓の格子に誘引しているのがこのアルキミストです。北向きで日がほとんど当たらないところにあるとは思えないほどの元気さで毎年びっくりします。玄関のマダム・アルフレッド・キャリエールやルィーズ・オディエがあまり花をつけなくなったのに、こちらはいぜん元気いっぱいなのです。
  昨年は根元からシュートが2本ほど伸びてくれて、今年はそこにいっぱい花枝が伸びてくれました。おかげで、きれいな花がばんばん咲いてくれています。
 最初はオレンジ色で、普通に咲き始めるのですが、どんどん花びらが広がっていって、ロゼッタ咲きになっていきます。いろも微妙に紫を帯びるようになり、だんだんピンク色に退色していく姿はなんともいえない味わいがあります。
  最初から日陰向きということで、北側に植えたのですが、これを南向きに植えるとどうなるのだろうかという疑問が頭からはなれません。きっとすごいことになるんじゃないでしょうか?日陰でこれくらい旺盛に育ち、これくらい花つきがいいのですから、これが南の日当たりのいい場所に育ったらと考えると、どんどん肥っていく幹の像がおもわず頭にうかんでしまいます。
  残念ながらアルキミストを我が家以外で見ることがなく、北側以外で育っている姿をみたことがありません。本に載っていることはあるのですが、日なた肥料がガンガンで育ったものは出ていないので、どうなるかは想像がつきません。肥料もほとんどやっていないにもかかわらず、ちゃんとシュートも伸びてきます。ほんとうに優秀なバラだと思います。
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金曜日, 5月 08, 2009

リトルアーチストが復活していました

  今年はミニバラ系に花がつくのがなぜか遅くて、ほかの大きなバラたちと開花時期がいっしょになってしまいました。ふつうなら、最初のころミニバラなどを紹介しつつ、だんだん大きな花に移行していくのですが、今シーズンはミニバラが隠れてしまってます。
 ミニバラが表に出てこない理由はもう1つあって、昨年の暑さでくじけてしまって、枝が枯れ込んでしまったり、根が弱って復活できないでいるものが多いのです。
  そんな中で気がついたら復活していたのがこのリトル・アーチストです。基本的に元気がよく強健な品種なのですが、昨年の暑さはこたえたようで、枝は枯れ込んでもうほとんどダメな状況でした。枝も最後の1本のみになっていて、秋にも咲くはずの花は咲かず、復活は難しいと思っていました。
  基本的に植物は厳しい環境では積極的に花をつけようとするもので、枯れそうな株ほどつぼみをつけようとするのですが、さすがにそのパワーも残っていなかったようでした。
 春もダメかと思っていたのですが、気づくと株元から新芽がでてきているじゃないですか?なんとか復活するなとは思っていたのですが、気がつくとこんな感じで花がついている。気がつかないうちに復活していたようです。ミニバラ恐るべし。
 この株はミニバラですが、ちゃんと接ぎ木苗で、やはり根がしっかりしていたようです。挿し木苗などこういう状況だと厳しいようです。
 リトル・アーチスト。元気のいいバラのインターバルとして紹介してみました。
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木曜日, 5月 07, 2009

ディスタント・ドラムス子

  ディスタント・ドラムスです。この花を手に入れたころはなかなか売っていなかったのですが、最近はどこでも見かけます。そんなもんなんでしょうね。新苗を手に入れた時は、これはなかなか手に入らないですよ。まだ、残っていたんですね。なんて言われたのですが、その年の秋になったら、いろんなところでみかけるようになったので、がっかりした覚えがあります。まあ、そういうものなのでしょうね。
  出回るにようになったから、この近辺の業者が苗を栽培するようになって、それだから購入できたということで、私が手に入れらたということは、誰もが手に入ったということなのでしょう。やはり、珍しいものは通販とかを利用しないといけないのでしょう。あるいは、通販でも有名でない、出回っていないものに目をつけなくてはいけないのかもしれません。つまり、本に出ているようなものはダメということでしょう。
 よく考えてみたら、ディスタント・ドラムスを見たのは、NHK出版の「バラ大百科」にきれいな写真が出ていたからであり、その本を見たひとの多くはこれはきれいだと思ったはずなのです。
 この本を見た人や、一部の詳しい人が、興味をもったとしても、そこが情報源になって、どんどん情報が広がるので、1年ぐらいしたら一気に増えるのでしょう。
  最近になって広まったディスタント・ドラムスですが、本当に病害虫に強く、色も微妙で素敵なバラです。茶色から徐々に紫、ピンクに変わっていく様子は絶妙ではないでしょうか?
 このバラも晴れた日に写真を撮るよりは曇りや雨の日がいいと思います。雨粒が微妙に光に変化を与えていい感じです。
  イングリッシュローズ親にもつモダンシュラブなので、もっと大きくなるのかなと思っていましたが、1m以内に収まっています。秋もよく咲くので、なかなか大きくなりきれないようです。地植えにすればもっといい感じにそだつのかもしれません。とにかく大好きな品種の1つです。
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ガートルード・ジェキルが香ります

  連休でいっぱい写真を撮っているのですが、ノートコンピュータのハードディスクが満杯になってしまって、写真を整理することができなくなっていました。2007年以前のファイルを別のハードディスクに移動をして整理をしました。ということで復活。
 この連休にガートルード・ジェキルがパパッと咲いてくれました。ガートルード・ジェキルは西側の壁面なので、道路側からよく見えて映えます。鮮やかな濃いピンク色、大きく開く花形でよく目立ちます。
  このガートルード・ジェキルの香りはイングリッシュ・ローズの中でもすばらしく、ほんとうにいい香りが漂います。香りの強さではたぶんウィリアム・シェークスピア2000あたりがすごいのですが、香りのやわらかさがないので、いい香りといればこれだと思います。
 イングリッシュ・ローズでなければラ・フランスがすばらしいです。今年はなぜかうまく咲いてくれていないのが残念ですが、かおりはやはりすばらしいです。
  香りのいいバラは、基本的に花もちはわるいのですが、ガートルード・ジェキルはけっこうもってはくれます。一方アブラハム・ダービーやパット・オースチンはあたりはすぐに花型がくずれてしまいます。暑い日が1日あればもう×ですね。イングリッシュ・ローズは花も香りがすばらしいのですが、花もちはあまりよくないのがいけません。その点、メイアンのバラはもちます。
  さて、ガートルード・ジェキルの隣にはつるテディベアがあるのですが、バランスが悪かった。昨年はテディベアと咲く時期がずれたのと、ガートルード・ジェキルがまだ小さかったのであまり気にしなかったのですが、成長して横にならぶと色のバランスがよくありません。テディベアが退色するとピンク色になり、ガートルード・ジェキルは最初から鮮やかなピンク色、テディベアのくじけた花がやけに目立ってしまうのです。来年はちょっと枝の配置を考えなければいけません。
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月曜日, 5月 04, 2009

つるメヌエットがつるらしくない

  アーチ反対側(家からみて)に植えているつるメヌエットです。アーチを木製から金属製にしたので、よく見えるようになりました。ほんとうに1年中通してつぼみをつけてくれるのですが、よく見えないし、黒点病に弱くて、いまにも枯れそうな雰囲気だったのですが、今年は環境がよいためか、たいへんきれない花をつけてくれています。
  植えたころはちゃんと長いシュートが伸びてくれたのですが、現在の主幹を伸ばしたあとはまったくシュートらしいシュートを伸ばしてくれませんでした。もっとも黒点病で株や弱り枝はどんどん枯れていき、弱りきってもなぜかつぼみをつけるという状況でしたので、シュートどころではなかったようです。
 ところが、昨年から根元から枝が出てくれるようになりました。今年も出てきています。しかし、それがどうもつるバラのシュートっぽくないのです。伸びても60cmぐらいで、ぜんぜんつる性を感じません。つるバラからブッシュに戻ってしまったのでしょうか?
  たしかに、花つき状況を考えると完全な四季咲きだし、つるバラのようではない。根元から出ている枝の雰囲気はブッシュなのです。つるメヌエットはほんらいはフロリバンダですし、つるメヌエットはつるになって四季咲きというよりは返り咲きになっているはず。
  性質がつる性からブッシュ性にもどった可能性もあります。植物は枝単位で変異するので、そういうこともあるのかもしれません。昨年あたりからすこしづつ安定してきた雰囲気で、今年はつぼみも大きく、きれいな花をつけてくれました。それはそれでいいかもしれません。
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日曜日, 5月 03, 2009

ミスティー・パープルは曇りの日に

  バラもどんどん咲き出して、何をブログに載せるのかを悩んでしまう時期になってきました。今日は、ここのところの晴れ続きから一転、曇りで少し雨も降る落ち着いた日でした。
 バラも晴れの日に色が映えるものを多いのですが、曇りの日のほうがいい花もあります。曇りの日のバラは何かと考えると、やはり色の淡い紫系のバラでしょうか?ということで、今日の花はミスティー・パープルにします。
  紫系のバラには濃いピンク色の紫、明らかに紫色という紫、そして淡く光の具合いによっては青色に見える紫があります。ミスティー・パープルは、淡い紫で、デジカメでオートで撮影すると赤みが抑えられて、ほんとうに淡い青色に写ります。
 淡い紫色が青に見える要素として微妙に黄色をもっているという点が重要です。黄色はおしべでもいいし、花びらの内側が微妙に黄色をもっていてもいいのですが、それが紫を青色に見せてくれます。
  紫色で今咲いている紫の園は、名前のとおり花びらは紫色なのですが、おしべがきれいな黄色をしていて、それが紫を青色に見せてくれます。
 ミスティー・パープルはといえば、花びらがわずかに黄色要素をもっているような気がします。色の薄い部分が微妙にクリームがかっていて、それが紫色と合わさって、淡い青色のように見せてくれるような気がします。
  写真に撮るとさらに青みを感じるミスティー・パープルですが、いまいち枝のあばれがあって、株がうまくまとまりません。うどんこ病にもちょっと弱いので、もうすこし強く育てないと本来の美しさが出てこないような気がしています。それでも、今年は、きれいな花を咲かせてくれています。もすこし房咲きになるといい感じなので、これから元気をつけさせて、秋や来年にそなえていきたいと思います。
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