ハイブリッド・ルゴサのピンク・グルーテンドルストです。はまなすの交配種ですが、雰囲気は全く違います。しかし、とげが鋭くいっぱいなのははまなす以上です。とにかく素手では絶対にさわることはできません。皮の手袋をしても、安全は保証されません。
カーネーションのようなぎざぎざの花びらはたいへんかわいいのですが、とげの鋭さはそれとはまったく対照的です。葉もルゴサ系で厚く、葉脈がはっきりしています。葉の裏にもとげがあるので、葉をさわるのも気をつけなくてはいけません。
寒さにも暑さにも強く、シュートもいっぱい出ます。つぼみもいっぱい付き、春から秋までずっと咲き続けてくれます。枝を挿しておけば、けっこう簡単に発根します。我が家の苗は接木苗ですが、たぶん挿し木でも十分に育つのではないかと思います。ただ、とげが多いので、枝がうまく土にささりません。土を掘ってから挿してあげないといけません。
オールドローズではないのでしょうが、花と枝のとげのバランスの悪さはワイルドさを感じます。横張り性なので十分なスペースがあれば、自然のまるいブッシュになってくれるはずです。我が家は駐車スペースの横に植えているので、へたをすると血だらけになります。