土曜日, 2月 17, 2007

スカーレット・オベーション秋版

 大き目のミニバラ、スカーレット・オベーションです。パティオローズとも呼ばれているようです。大きめというより、大きくならないブッシュローズという雰囲気です。本当に四季咲きで、冬以外はいつでも咲いています。花びらの外側が白っぽくなるのが特徴で、たいへんかわいい花を咲かせてくれました。
 秋の大苗の処分の時に、鉢苗だったのですが半額で買ってきました。最初の年はその鉢に植えたままにしていたので、いまいち元気がなかったのですが、それでも花はつぎからつぎへとついてくれました。そして、昨年から玄関のところに地植えされて、さらにいっぱいの花をつけるようになりました。高さは60cmから70cmぐらいになりますが、すぐにつぼみがつくので、それ以上大きくなることはなさそうです。
 花はずっと咲き続けますが、春と夏と秋ではすこし花の雰囲気が違います。春はおもいっきり房咲きになり、たいへん華やかな雰囲気です。夏は内側の花びらがピンク色になりツートンカラーというか、微妙なグラデーションになります。暑さには弱いようで、それほどたくさんは咲きませんが、春とはまったく違った雰囲気の花がつきました(過去の写真を見てください)。
 秋は色が深く落ち着いて、花びらの裏の白さがいい味を出します。房咲きにはなりませんが、秋もつぎからつぎへと咲き続けます。
特に派手さがあるバラではありませんが、ちょっとしゃれたテラコッタ鉢に植えておけば、いい雰囲気を出し続けてくれるのではと思います。deRuiterのオベーション・シリーズはどれもいいバラばかりのような気がします。
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金曜日, 2月 16, 2007

渋い!グルス・アン・アーヘン

 秋のグルス・アン・アーヘンです。春に新苗を植えたもので、秋になって花をみることができました。フロリバンダという分類になっていますが、交配のベースイがポリアンサは入っていないので、最近のフロリバンダとは基本的に違います。いわゆるアーリーモダンローズですね。特に華やかなところはないのですが、なんともいえない渋さを感じさせます。
 ピンクというよりはアプリコット色なのですが、微妙に紫やピンク色を含んでいます。なんとなく落ち着いたやさしい雰囲気の花です。
最近のモダンローズの華やかではっきりした色合いは、それはそれで初夏の庭には華やかさを感じさせてくれていいのですが、秋に合うのはこんな渋さを感じさせるバラなんじゃないかと思いました。
 このグルス・アン・アーヘンは、なんでもデビッドオースチンがイングリッシュローズの起点と思っているバラなんだそうで、イングリッシュローズの目指す形なんだそうな。そんな感じはしないんだけどね。
 まだ株が充実していないので、花びらのボリュームもないし花の形も不安定なのですが、もっと枝を増やしてたくさんの花が房咲きになると、イングリッシュローズのような雰囲気を出してくれるんじゃないかと思っています。
現在植えている鉢がちょっと小さめなので、春の咲き方をみて大きめの鉢に植えてあげようかと思っています。ちょうどいい鉢がなかったのでとりあえずはそのままというわけです。鉢は大きめが管理が楽でいいんだけど、鉢そのものが高いし移動もたいへん。そのあたりがジレンマなんです。地植えがもっといいけど場所がね...
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木曜日, 2月 15, 2007

紆余曲折な粉粧楼

 先シーズンは、春より秋のほうがきれいに咲いてくれたというのはあまり多くなかった。基本的に秋のほうが春よりは花の数も種類も少ないのだが、秋のほうがきれいに咲くバラもある。秋のほうがきれいだった花を写真集から探してみたが、なかなかの咲き方をしてくれたのは粉粧楼だなと思った。
 じつは、粉粧楼は写真をみて欲しくてたまらなくて購入したものだったが、なかなかうまく咲かせることができませんでした。植えたときは肥料をやりすぎて根を傷めてしまうし、伸びてもうどんこ病で最初の花はだめだった。その後はハダニにやられて、さらに根元に癌種病を発見(これは早めに切り取ったら、その後はOK)。そして鉢が割れて、水不足でくじけて、日陰でほっておかれた。
 割れた鉢ではまずいので、大きめの鉢に植え替えてあげたら、まあハダニやコナジラミにやられながらもちょっと元気がでてきて、やっとそれらしく咲いてくれたのでした。たぶん、気を使いながら育ててあげれば、ほんとうにきれいな花をずっと咲かせてくれるのでしょうが、なんか繊細すぎるんです。
 今シーズンはもう少し気を使って育ててあげようと思っています。癌種病を発見したところで、あきらめてしまったところがあったのですが、癌種はその後再発しないし、秋にはきれいな花をつけてくれたので、バランスのいい鉢に植え替えてあげました。
粉粧楼、雨の時期の管理、夏の暑い時期管理が重要みたいです。蕾はとりあえずつくのですが、樹勢が弱いとなかなかきれいに咲かせられません。元気を保ってあげないといけないようです。
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水曜日, 2月 14, 2007

秋のブラッシュノアゼット

 ピンクのつぼみがかわいいブラッシュノアゼットです。新苗から植えているのですが、最初に手元に届いたときからつぼみがいっぱい。摘蕾したらなにもなくなってしまいそうなくらいにつぼみがついていました。しかし、咲かせてはいけないだろうと摘蕾したのですが、すぐつぼみが上がってきてなかなか大きくならない。最初はつぼみはつくが、なかなか咲ききれませんでした。
 昨シーズンは2年目で、株もどうにか大きくなってきて、そえなりに花を咲かせることができるようにはなったのですが、それほど大きくはなっていません。一応、シュラブ(半ツル)で2mぐらいになると書いてあるのですが、成長はゆっくりです。というか、つぼみをひたすらつけるため枝が成長できません。
 花の色は真っ白でいい香りがします。花びらは薄く、いかにも素朴なオールドローズという雰囲気で、自然なやさしさがあります。西側で西日があたるところに植えているのですが、もうすこし日差しはやわらかなところのほうがあっているような気がします。
 春から秋までずっとつぼみがついています。いつも満開とはいかないのが残念ですが、つぎからつぎにつぼみが出てきて、つねに花が咲いている感じです。花の白さとつぼみのピンクがほんとうにかわいいバラです。
今年は、もう新芽がでてきています。まだ写真はとっていませんが、そのうちに新芽シリーズを紹介します。もうすこし、秋のバラでの花を載せることにしますね。
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火曜日, 2月 13, 2007

レオナルド折れる、しかし春始まる

 大切にしていたレオナルド・ダ・ヴィンチのシュートが今になって折れてしまった。昨年はこれ1本だけだったのに、無残にも根元からぷっつんである。レオナルド・ダ・ヴィンチは枝の根元がどうも弱い。先シーズンも誘引をするときに半分折れてしまった。これはどうにか生き延びたのだが、今年はまったくぷっつん。悲しい。水道の水漏れの工事のために仮止めしていたものを外したら、風吹いてきてポキッだったそうな...
今年のシュートに期待するしかない。レオナルドは秋には咲いてくれないので、今年はあまり花は期待できない。残念。
 レオナルドはダメだが、今年の春はもう始まった感じがする。南の壁に誘引しているつるディンティベスは、完全に芽が動いている。つるディンティベスはいつも動きが早いのだが今年はさらに早い。まあ、霜などには当たらない場所にあるので、とりあえずは心配はない。
実は、新入りの万葉やセンチメンタルなどは、もっと早く新芽がうごき出してしまっている。これらはもういちど枝をきりつめてあげたほうがいいだろう。でもって、新しくでた葉をみると既にハモグリバエとコナジラミにやられている。
 昨年も気になったのだが、コナジラミがしっかり越冬してしまうのである。たぶん、近隣の畑が発生源なのだろうが、3月ぐらいに既にコナジラミが飛んでいるのである。暖冬なので今年はもっと被害がありそうだ。早めに対策をとることにしよう。
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月曜日, 2月 12, 2007

謎のミニバラなんだけど

 ミニバラは名無しで売られているもがけっこうあります。これも名無しの謎のミニバラです。だいたい、小さなポットに入って花がついた株が売られています。挿し木苗で、3本ぐらい植えられています。このようなものでも早めにちゃんとした鉢に植え替えてあげるとけっこう成長するもので、買った時よりもずっときれいな花をみることができます。
 先週は九州はたいへん暖かく、バラも本格的な春がきたと思って、いっせいに新芽が吹きはじめました。ミニバラは葉を落として休眠することもなく、春に突入という雰囲気でした。セントラルローズの記事では、ミニバラは5cmぐらいに剪定するのがいいらしく、今ぐらいかなと思ってバシッと剪定をしてしまいました。
 ミニバラは剪定には強いです。夏暑さと水不足でほとんど葉を落としてしまったものも、くじけた枝をバシッと剪定して涼しい場所においておけばすぐに新しい芽がでてきて復活しました。ちょっと大きめの鉢に余裕をもって植えてあげるのがいいですね。名無しの謎のミニバラでも立派な花をつけてくれます。
 ミニバラだけでなく、ほとんどのバラの剪定を済ませました。もう、どんどん新芽が吹いてくるので、これから雪など降らないといいなと思ってしまいます。つるディンティベスあたりは、もう本格的な芽が出てきています。新しく植えた万葉は、さっそくうどんこ病です。今年は、石灰硫黄剤を塗る暇もありませんでした。早めに殺菌剤を散布しないといけないでしょうね。
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日曜日, 2月 11, 2007

つるディンティベス。ひとえに一重。

 引っ越してきて最初の年に植えたつるバラの1本がこのつるディンティベスです。南側の日当たりのいいところに植えているためか、巨大化して枝の誘引にひと苦労しております。一重のバラですが花の存在感は十分で、房咲きの姿は妖艶といえるほどで圧巻です。つるでないディンティベスも植えていますが、春つぎからつぎに咲く雰囲気は、ブッシュにはないものです。
 ディンティベスは今でいうところのアーリーモダンローズで、1900年代の前半のものです。一重ですがやや紫がかった色、さらに紫色をしたおしべが、現在のモダンローズとはまったく違う味わい感じさせてくれます。香りもよく、本にはスパイシーな香りと書かれています。よく香りますがそれほど主張の強い香りではなく、ほのかに庭全体に香りを振りまいてくれます。
 問題はとくにかく巨大化するところです。枝は太く剛直です。花のやさしさとはぜんぜん正反対の太い枝です。3m以上はグングン伸びていくので、伸びたシュートをどう保護するかを考えておかないとたいへんです。今年は、花の数はあきらめて強めの剪定をしてしまいました。でないと、花の位置がどんどん上にいってしまうのです。もっと広い壁があればいいんですがね。場所を選ぶバラです。
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