木曜日, 5月 26, 2011

今年もレオナルド・ダ・ヴィンチはすごいです。

  我が家の玄関の前で無数の花をつけてくれているのが、レオナルド・ダ・ヴィンチです。ここのところ雨が続いていますが、雨が降ってもぜんぜん気にしないとう雰囲気できれいな花をつけてくれています。
 とにかく、花持ちがいいんです。イングリッシュ・ローズのようにひらひらとした感じではないのですが、花びらの多い中輪の花がいっぱい咲きます。花持ちがいいですから、そう簡単に散らないわけで、おかげでさらに満開に見えます。
  色が濃い目のピンク色、ガートルード・ジェキルのような鮮やかなピンクではないので、比較的に地味に見えるのですが、一面にバランスよく広がる姿は、なかなか壮観です。我が家ではピエール・ドゥ・ロンサールと並んですばらしいつるバラだと思います。
 このレオナルド・ダ・ヴィンチ、メイアンのロマンチカシリーズのベースになる品種で、その後も交配種がいろいろ出ています。ギィ・ドゥ・モーパッサンやオーギュスト・ルノアールなどもこのシリーズですね。もちろんピエール・ドゥ・ロンサールもシリーズに入っていますが、傾向はちょっと違います。雨への強さはレオナルドにはかないません。
  つるバラとして大きく育つのですが、もともとはフロリバンダで登録されているもので、シュートが何メートルの伸びることはありません。最初のころは結構元気に枝を伸ばしますが、株が大きくなって安定してくると、適当にうまく枝を更新しながら、樹勢を維持してくれます。
 実は、最初は根が貧弱な苗で、これきっと育たないだろうと思っていたのですが、3年ぐらいたってから株がしっかりしてきて、水道管水漏れ事件によって元気がよくなって現在のように大きく育って玄関をかざるようになりました。
  枝変わり品種にレッド・レオナルド・ダ・ヴィンチがあって、こちらもちょっと興味あるのですが、はっきり言うと植えるところがありません。アーチにいいかあと思っているのですが、もう既にアーチにはポンポネッラを植えてしまっています。そういえばポンポネッラはちょっとレオナルド・ダ・ヴィンチに似ています。花はすこしポンポネッラのほうが小さめでコロコロっとしていますが、花色や枝ぶりが似ているようなきがします。ということでポンポネッラにも期待をしています。ポンポネッラは遅咲きで、今やっと花がつき始めたところです。
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火曜日, 5月 24, 2011

トゲトゲのカーネーション

  カーネーションのようですが、これはバラです。ピンク・グルーテンドルスト、ハイブリッドルゴサ、日本のハナマスの交配種になります。花はハマナスのように大きくありません。香りもありませんが、枝の棘が多く鋭いところはハマナスです。
 今年はは、このトゲトゲ・カーネーションがきれいに咲いてくれています。例年は虫にやられたり、雨で花が傷んだりするのと、開花が一斉ではなくすこしづつずれたりして、きれいに咲きそろうことがないのですが、今年は気候によるところが多いのしょうが、きれいな花がそろって咲いてくれています。
  このピンク・グルーテンドルストは接ぎ木ですが、もともとハマナスですから、挿し木でもどんどん増えます。もっとも挿し木をする時に、棘が邪魔にあんってうまく刺さらなかったりするのですが、そのあたり丁寧に挿してあげれば、かなりの確率で発根してくれます。もっとも挿し木の場合は、地下茎で伸びるので、広がらないように注意する必要があるかもしれません。ハマナスは地下茎で伸びていきますから...
  我が家にあるのは、ピンク・グルーテンドルストですが、元はF.J.グールテンドルストで赤色、その枝変わりがピンクで、さらに枝変わりのホワイト・グルーテンドルストがあります。F.J.グルーテンドルストというのは人の名前で、ピンク・グルーテンドルストの作者です。ここで疑問なのが、大元の赤は、F.J.グルーテンドルストという名前だが、作者はちがうのです。

赤「F.J. Grootendorst」1918年 de Goey オランダ
ピンク「Pink Grootendorst」1923年 F.J. Grootendorst オランダ
白「White Grootendorst」1962年 Paul Eddy アメリカ


ということなのです。不思議です。de Goeyという人はなぜF.J.グルーテンドルストという名前をつけたのでしょうか?また、その枝変わりの作者がF.J.グルーテンドルストなのでしょうか?ちなみにF.J.グルーテンドルストはポリアンサのマザーズディの作者でもあります。
  枝変わりシリーズというとこのグルーテンドルストが有名ですが、もっと有名?なのが、アイスバーグ・シリーズがあります。アイスバーグ、ピンク・アイスバーグ・ブリリアント・ピンク・アイスバーグ、バーガンディー・アイスバーグです。ブリリアント以外は我が家にあります。グルーテンドルストシリーズも赤と白が欲しいなと思ったりもするのですが、なにせトゲトゲで扱いにくい。3株もあったら血まみれになりそうで手が出ません。
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月曜日, 5月 23, 2011

クィーン・オブ・スウェーデン、写真映りもよし!

  イングリッシュローズのクィーン・オブ・スウェーデンです。ほんとうにきれいな花をつけてくれてます。これぞカップ咲きという感じで、開ききることがないんですね。きれいな形をたもったままでいます。散るまで同じ形をしています。
  イングリッシュローズはどれも写真映りがいいのですが、このクィーン・オブ・スウェーデンは特に優秀です。花びらの密度が高いこと、直立性ですべての花がみんな上を向いてくれるので、うまく複数の写真を撮ることができます。
 直立性と書きましたが、極端に直立性です。どの枝もまっすぐに上に伸びるんですね。ディスタント・ドラムスあたりも直立性が強い品種ですが、それよりもはるかに直立します。ほんとうにスラっとしてきもちいい感じです。
  いまのところ高さが1mぐらいなので、ちょうどいい位置に花が咲いてくれているのですが、この後成長して樹高が高くなると、この直立性はちょっとよくないかもしれません。上から見えなくなってしまいますからね。大きくなっていくんでしょうかね。まだ2シーズン目なのでわからないところはあります。でも、もうちょっと株を大きくしたいという気持ちはあります。花がきれいですから、もっといっぱい咲かせてみたいという気にはなります。
  植えてある場所が、アイスバーグの横に植えてあるのがちょっといけなかったなあと思っています。玄関の王様はアイスバーグで、きょうあたりもいっぱい花をつけています。アイスバーグは横張りにうまく株が広がるタイプなので、クィーン・オブ・スウェーデンはタイプが違って、目立たなくなってしまうんですね。かといって高さがたくなると、花は見にくくなるだろうし、難しいところがあります。
 アイスバーグの横にバーガンディー・アイスバーグがあれば色のコントラストがいいだろうなあと思ったりして、このクィーン・オブ・スウェーデンを動かそうかと思うこともあるのですが、下手に移植すると弱ってしまうかもしれないし、もうちょっと様子見というところです。
 とにかく、花の美しさはすばらしいクィーン・オブ・スウェーデンです。
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木曜日, 5月 19, 2011

やっときれいに咲くようになった紫雲

  この紫雲はどこにでも売っているふつうのバラなのですが、こんなふうにきれいに咲いてくれることが、たいへんうれしく感じます。実はこの紫雲、値段は398円の半額、つまり199円の大苗だったのです。今はなきグリーンサミットという園芸店で、バラ苗半額の時に一番安い買った398円の苗。そしてその50%の苗だったんです。まあ、どうでもいいやという気持ちで、楓の根本に植えました。当然日もあまり当たらないので成長しません。苗も398円という雰囲気の小さな苗、まあどうでもいいやという感じでほってあったのでした。
  楓がアブラムシはつくし、紅葉はせず葉は暑さで枯れるしで人気がなく、引っこ抜かれました。そこで、陽の目をみるとおもいきや、横に植えてあったマチルダが成長。マチルダのほうが後輩になるのですが、マチルダは楓がなくなったので陽をあびてぐんぐん成長。紫雲は、その影にかくれてまともに枝も伸びずの状況。
  マチルダの反対にあるのはジャック・カルチェこちらも元気がいい。東からの光はマチルダが遮り、西からの光はジャックカルチェが遮り、楓がなくなってもいっこうに環境がよくならない。しかし、そんな状況でもすこしづつ枝を伸ばし、高さを確保してなんとか陽が当たるようになってきた。遅咲きで注目されないなかも、すこしづつ花もつけるようになってきたのが昨年あたり...
  そうしてついに今年は、立派な花がつくようになったなのです。いったい何年かかっているのでしょうか?2004年の秋に植えているので、6年半も時間がたっているのです。立派いですね。感動ですね。というわけで、なぜかうれしくなるわけなのです。
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火曜日, 5月 17, 2011

ラ・フランスは香りも素敵です

  モダンローズ第1号ということで有名なラ・フランスですが、そういう歴史的な意味よりも、最高の香りをもつバラとして知っていたほうがいいだろう。ほんとうに香りが素敵なバラで、この香りに並ぶのは、ガートルード・ジェキルかな?バロン・ジロー・ドゥ・ランかなというところです。
  ラ・フランスはハイブリッド・ティーのさきがけというわけですが、初期のハイブリッド・ティーは現代の切花になるような花首が太く、花びらの厚いものではありません。枝はどちらかといえば細く、花びらはほんとうに薄くひらひらとしていて、それがほんの先だけが反り返る。そんな感じのやさしいバラです。
 大輪のハイブリッド・ティーはたぶんピースがその起点になっていて、しっかりとした高芯剣弁咲きはオフェリアあたりからではないでしょうか?
  ラ・フランスはあまり子孫を残せなかったのは有名な話で、子孫を残すのは同じ時期の生まれたレディー・マリー・フィッツウィリアムだったようです。レディー・マリー・フィッツウィリアムもあるのですが、なぜかこちらはあまり元気がありません。ラ・フランスは598円、レディー・マリー・フィッツウィリアムは2,000円だったのに...
  ハイブリッドティーとは何かというと、ティーとハイブリッドパーペチュアルの交配種を指すそうです。実はティーもハイブリッドパーペチュアルも従来の品種にチャイナをかけ合わせたもの。チャイナのもつ四季咲き性が強くでた品種ってことじゃなかと思います。そこに何か画期的なものがあるのかどうかはよくわかりません。ラ・フランスはハイブリッドティー1号という言われますが、これは四季咲きのすばらしいバラ1号ということじゃないかなと思ったりします。
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月曜日, 5月 16, 2011

ピンク・グルース・アン・アーヘン少しピンク

  イレーヌ・ワッツとして出回っていたピンク・グルース・アン・アーヘンです。グルース・アン・アーヘンと比べると、わずかにピンク色をしています。グルース・アン・アーヘンも秋はピンク色を帯びるのですが、今咲いているのはほとんど真っ白、花の形もいっしょで、ああ、枝変わりなんだなあというのがわかります。
  イレーヌ・ワッツは2種類出回っていることがわかって、一般にイレーヌ・ワッツと呼ばれていたものは、実はグルース・アン・アーヘンの枝変わりだったというのが真相のようです。
 でも、そのイレーヌ・ワッツは単に色が違うだけでなく、花びらの数も多くなっていて、一見枝変わりに見えないということですが、今咲いているものは花びらの数もそれほど多く無く違うのは色だけで、まさにピンク・グルース・アン・アーヘンです。
  グルース・アン・アーヘンはフロリバンダということになっていますが、普通のフロリバンダとは系列が異なります。いわゆるアーリーモダンローズで、本来はハイブリッド・パーペチュアルのほうが自然なのかもしれません。ピンク〜もよく咲いてくれて、咲き方からはハイブリッド・パーペチュアルではありません。どうしてこのような品種が生まれてきたのか気になるところです。
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つるディンティベス古株組

  我が家のつるバラの一番の古株のつるディンティベスです。一重のハイブリッドティーで、ブッシュの枝変わりです。実はブッシュのディンティベスもあります。ブッシュのディンティベスはそれほど樹勢が強くなく、おとなしい雰囲気なのですが、つるディンティベスはとにかく生育力旺盛です。シュートもどんどん出てきますし、花枝もまとまりが悪いほどにぐんぐん伸びます。
  花をきれいにつけるには、実は細い枝を残しておいたほうがいいようで、強めに剪定すると、シュート性の枝ばかりになってしまって、枝のまとまりも悪く、花も枝の先につくのであまりきれいではありません。
 南側にあって日照抜群なので、いくら強く剪定してもどんどん大きくなっていきます。一度、テッポウムシにやられて、かなりパワーを落としたのですが、その後もベイサルシュートを伸ばし、しっかり復活してくれました。
  このバラ、欠点はいろいろあります。まず、うどんこ病に弱い。つるバラでうどんこ病に弱いというのは困ります。全体がうどんこ病になってしまうと、庭全体に胞子を振りまいてしまうわけです。これは困りものです。今年は花がつくのが遅いのですが、つるディンティベスは基本的には早咲きで、南向きというせいもあって3月のうちからどんどん葉が伸びてきます。春先の気候がまだ不安定な時期にうどんこ病になってしまうのです。いろいろ殺菌剤を散布しますが、どうしても発病してしまいます。今年もそれほど蔓延はしませんでしたが、やっぱりうどんこ病になっています。気温の変化と風がいけないんです。
  ほかにも、ハダニが付きやすいとか、枝が太くて固いので誘引しにくいとかいろいろ難しいのですが、春をつげてくれるバラで、味わいがあります。
 もっと枝を増やすために、来年は積極的に摘心をしてみようかと思っているところです。花枝が長くなる傾向があるので、花は遅くていいので、どんどん摘心すると、細い枝が増えていいんじゃないかと思っています。ハイブリッドティーの基本を適用しようというわけです。もっとも、1枝には房咲きになるので、大輪のハイブリッドティーとはだいぶ性質が違います。アーリーモダンローズって感じなのです。おすすめとはいいかねますが、我が家では重要なバラです。
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土曜日, 5月 14, 2011

アブラハムには7人の子

  今年はアブラハム・ダービーがいっぱいつぼみをつけてくれて、この暖かさで一気に開花しました。一気に咲かなくてもいいのに、一気に咲いてしまって、この前の雨の暑さ、今日も暑かったので一気にダメになってしまいました。
  アブラハム・ダービーはイングリッシュ・ローズらしくたいへんきれいなのですが、雨と暑さにはめっぽう弱く、花持ちは最悪です。これがもう少し花持ちがよかったら、おもいっきり豪華さ素敵なのですが、そうはいかないんですよね。
 イングリッシュロールは写真に撮ると本物以上にきれいに撮れてすばらしく、最高にきれいだと思うのですが、やはり日本の気候には合わないようです。
  花びらが薄いために雨にはめっぽう弱い。暑さにも弱い。気温が上がって風が強かったりすると、ほんとうに短時間に花びらが劣化してしまいます。ウィリアム・シェークスピア2000あたりは、それでも頑張って花びらが散るまで持ちますが、アブラハム・ダービーは散るまでもちません。パットオースチンもうひらひらできれいなのですが、暑さには強くありません。
 もう少し気温が低かったらよかったのですが、25℃を超えるとダメですね。4月のうちに咲いてくれればよかったのですが、今年咲き出しが遅くて、どうもよくないようです。
  イングリッシュローズの悪口をもう1つ書いておきましょう。イングリッシュローズは樹勢も強くて、病気にも強いというイメージがありますが、ベイサルシュートが出てくれないのです。株が若い時にしっかり充実させておかないと、なかなか下からはシュートが出てくれません。
 花はしっかり咲くのですが、それが株を充実させる時間を与えないようなのです。これも日本の気候によるところがあるのではないでしょうか?花がつきすぎるような気がするのです。
 イングリッシュローズを高温多湿な環境うまく育てる技はなものでしょうか?
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水曜日, 5月 11, 2011

自家製タモラスタンダード開花

  自家製のタモラスタンダードの第1号開花です。近所のしげみのノイバラの切ってきて、挿し木にして、それに接ぎ木をして仕立てたスタンダードです。
ほとんど実験的に接いだ第1号スタンダードでもあるのですが、今年はきれいな花をつけてくれています。タモラを選んだのは、いっぱい枝が茂るから、うまく広がってくれていいだろうと思ったのですが、花は上向きに咲くので、きれいに丸く広がるスタンダードにはなりそうにありません。
しかし、枝は細いので花がつくと、自分お重さでうまく横をむいてはくれるようです。もっともそれほど丈夫ではないので、風と雨には弱そうです。今日あたり雨がガンガン降ったのですが、実際重さでかなりバランスが悪くなっています。
  スタンダードはやはり台木が重要な気がします。本には、とげなしノイバラを使うと書いてありますが、しっかり太く成長するものを台木にしなくてはいけません。
ノイバラにもいろいろ種類があるというか、雑種だからいろいろな性質のものが自然交配されているようです。グングン伸びても、その後は太くならない枝もあります。また、太くなっていく時に外側の樹皮の部分ががボロボロになって崩れていくものもあります。すごしづつ樹皮が割れて、固く充実してものはいいのですが、そうならないものは早く老化していくようで、スタンダードの台木には向かないようです。

 とりあえず接ぎ木は1年台木を育てればできるのですが、やはり太く充実させるには2年以上育てたものがいいようです。接いでからの台木の成長はどうしても遅くなるわけで、その間に台木が老化して成長が止まって太くならなくなってしまうような気がします。上部の株が十分に充実して養分を下の下ろしてくれるようになるには時間がかかるわけで、そのような状況になったときにはもう台木はなかなか太れないようです。まあ、これも品種によるのでしょう。
 このタモラは接いでから3年目です。1年目はあまり成長できずひょろひょろ状態。2年目は春の芽吹きが悪く、かろうじて花が咲いたという程度でした。今年もダメなんだろうと思っていたのですが、秋にそれなりに枝が育ってくれて、冬の間葉を落とささいでおいておいたら、春から結構順調に成長してくれました。おかげさまで、今年はけっこう立派なつぼみがついています。でも、やはり台木は太くなれないようです。スタンダードはおもったより難しいですね。また、水分を上げるのにパワーが必要なので、積極的に水をやることが重要な気がします。地植えであっても水をしっかりやると安定して伸びてくれるようです。
 スタンダードではウィリアム・シェークスピア2000スタンダードがうまく咲いてくれています。こちらは1年目の接ぎ木が失敗したので、もう1年間その台木を育てて、充実させたところで接いだのですが、そのほうがよかったようです。実際は3年くらい育てるのいいような気がしますし、3年で十分に太くなる品種が大切だと思います。
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火曜日, 5月 10, 2011

万葉がひらいてきました

  今年はなかなか暖かくならならないと思っていたら、急に暑くなって、体がついていかず体調がすぐれません。バラもおなじような感じで、急に暑くなったので、とりあえず咲かなくてという雰囲気で、ゆっくりきれいに開いていくという感じになっていません。咲いたらすぐに開ききってしまって、花形もいまいちなのが残念です。
  今日の花は「万葉」、オレンジ色というか橙色のバラです。この花は、開いていく途中の雰囲気がよくて、だんだん花びらがひらひらと広がっていって、色も微妙に変化していきます。
 最所に開いていく外側の花びらは色が薄く、内側は濃い色なので、開いていくと色が濃くなっていくような感じになります。花びらが外側の丸くなる、高心剣弁咲きの雰囲気で開きはじめて、内部の花びらはウェーブがかかってくるという感じなのです。
  我が家の万葉はちょっと病弱なのが難点ですが、どこでも手に入るし、価格も安いので、いい品種だと思います。病弱というのは、最所のころ癌種病がでてほとんどダメ株と思われていたものなのです。癌腫病が完治しているとは思いませんが、克服してちゃんと花をつけてくれるようになってきたというところなのです。
 ほかにもうどんこ病に弱いといった問題もありますが、基本的には樹勢もいいので、いい環境で育てば、もっときれいな花をつけてくれるに違いありません。
  今日も暑いようです。雨が降っているので、いままでちょっと水不足だったバラも、しっかり水を得て成長することでしょう。雨がふらないとシュートがでてこないですよね。シュートの元の芽を出させるにはちゃんと雨が降らないといけません。ちゃんと1日降らないといけないのです。ボールになってしまうつぼみが心配なのと、この気温だと黒点病が出てしまうのではと思うのですが、雨も成長には大切です。
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日曜日, 5月 08, 2011

フランシス・デュブルイの渋い黒

  渋い黒バラが欲しくて、フランシス・デュブルイを探していたんですが、なかなかいい苗を見つけられないままでいました。ティー・ローズの細い枝の先のひらひらとした黒い花の感じがいいのですが、どこでも見かけるわりにはいい苗が合うことがなかったのです。
  昨年の久留米のバラ・フェアで新苗がでていたのですが、お世辞にもいい苗とはいえなくて、その後、たまたまホームセンターのグッディによったら、そこそこまともな苗があって買ったのがこの株です。
 しかし、昨年の暑さはちょっと異常で、夏までは順調に生育したのですが、暑さでひょろひょろ状態。秋の花に期待をしていたのですが、葉をも落ちてしまって咲きませんでした。今も枝の太さは新苗程度しかなく、もっと元気をつけさせてあげたいのですが、やはりつぼみがついていると咲かせたくなってしまい咲かせたのがこの花です。
  しょぼしょぼの苗の割には、花はきれいで、渋い黒バラになっております。写真ではビロードのような花びらの質感が表現できないのですが、ほんとうにビロードのようにきれいな花びらです。
 もう少し株を充実させて自然な樹形で咲かせてあげたい気がするのですが、なかなかシュートもでそうな雰囲気がありません。早めに花を摘んで、十分に水と日光をあげようと思っています。
  今日は、また石橋文化センターに行ってきました。もうだいぶ咲いていると思っていったのですが、我が家の庭と同じ程度で、来週くらいがみごろみたいな感じです。今日はたいへん暑い日で、花はまだ咲き出したばかりなのですが、暑さでへとへと状態。もうすこし、気温の変化がゆるやかでないと、バラもきびしいようです。
 我が家の庭では、アブラハム・ダービー、つるテディベア、タモラあたりが開花しています。赤胆紅心や万葉あたりが明日咲くでしょう。たのしみです。
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