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今日はひさしぶりの雨です。花の終わりの時期に雨降ると庭は散った花びらが散乱して、そりゃもう掃除がたいへんです。花びらが散る前に花柄を切ってしまえばいいのですが、なかなかタイミングが合わないものです。
一方、花がきれいに見えるのも曇りや雨の日。派手な赤いバラは晴れた日はコントラストが強すぎていまいち味わいが出ません。しかし曇りや雨の日は、落ち着いた中に華やかさを演出してくれますし、微妙な色あいがひきたちます。
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微妙な色あいといれば、茶色やグレー系も曇りや雨の日がきれいに見えますし、写真にもきれいに写ります。ディスタント・ドラムスや
カフェの微妙な色あいはなかなか素敵だと思います。
写真は
カフェです。昨年、早い時期に新苗を植えたものです。花つきがたいへんよく、細い枝でも大きな花をつけてくれます。
晴れた日にはそれほど目立たないのですが、こんな曇りや雨の日はなぜか存在感が増します。色あいもあるのですが、株は小さいのに、大きめの花が房咲きになるのです。交配親はグレイ・パールだったりするので、弱いとおもいきやそうでもなさそうです。もっとも花つきがよすぎて、株がなかなか成長してくれません。暑い時期にはほとんど成長しないので、なかなか太ってくれないのです。きっと株がもうすこし充実してくるともっといい感じになると思うのですが、どうしたら幹を太らせることができるのか思案中といったところです。
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バラに限らずどんな植物にもいえるのですが、ただ花つきがいいだけではダメで、株の成長とのバランスが重要です。つるバラは枝の成長にパワーが注がれ、ブッシュは花が繰り返しつく代わりに株の成長は緩慢というわけです。したがって、花やつぼみがつきすぎると、成長する暇がないわけで、とんでもなく多くのつぼみがつくブラッシュ・ノアゼットなどはなかなか株が大きくなりません。そういう場合はいっぱい肥料をやって、成長期に一気に成長させるようにすればいいのかもしれません。
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カフェに話を戻しますが、小さくても細くてもそれなりに大きめのきれいな花をつけてくれます。秋にもきれいな花をつけてくれましたし、安く売っている品種としてはなかなかいけてるんじゃないかと思います。枝の細さのせいで、花が下のほうにいってしまうのが難点ですが、うまく育てれば楽しめる品種だと思います。