木曜日, 5月 27, 2010

復活のアンティーク・レース

  切花品種のアンティーク・レースです。お花屋さんでもみかけるバラです。花びらにこまかなフリルが入って、たいへんきれいです。花持ちもいいし、四季咲きだし、寒さにも強いということでお気に入りだったのですが、実は昨年はテッポウムシにやられて瀕死の状態だったのです。
  テッポウムシは本来はもっと大きな株を狙うのですが、なぜか小さな鉢植えのアンティーク・レースが狙われてしまいました。株が小さいので被害の影響は大きくて、もともとあった枝は枯れてしまいました。昨年は接ぎ木をして復活させようと思ったのですが、残念ながら成功せず、元の株の復活にかけるしかなくなったのでした。
  しかし、丁寧にケアしていたらなんとか夏を越すことができて、細い枝しかありませんし、株の形もへんな形になってしまいましたが、すこしづつ回復していきました。春先になって、どうかなと見ていたらいちはやくシュートが出てきて、これはいけると思いました。
  まだちょっと枝のバランスが悪いのですが、今年は新しい枝も伸ばしており、とりあえず復活の宣言?ができるようになりました。テッポウムシに食べられた部分はまだ目立ちますが、カルスが成長して、そのあたりも修復が進んでいるようです。植物のパワーはたいしたものです。
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水曜日, 5月 26, 2010

グラハム・トーマスを忘れていたよ

  黄色のバラといえばグラハム・トーマス。いつならな、グラハム・トーマスを何度も載せることになるのでしょうが、今年は集中して一気に花が咲いたので、なぜか登場が遅れてしまいました。いやいやまだほかにもいっぱいあるんですがね...
  現在品種だと名無しのミニバラや台木用のノイバラも入れると104種類ほどになっています。仮に毎日ブログに1品種づつ載せていっても3回ぐらいしかまわりません。もちろん、季節を外しては書けませんし、これにクレマチスやらクリスマスローズやらと書いていますので、タイミングを逃すと紹介しないで終わってしまうことのほうが多いのです。
  黄色系おバラもグラハム・トーマス以外にもゴールデン・メダイヨンとか、つるミセス・ピエール・S・デュポンとか咲いている(た)のですが、写真をとるタイミングが悪くて、いい写真がなかなかとれないのです。黄色はコガネムシにやられるし花の痛みが目立ちやすいので、きれいに写真がとれないのです。黄色の花素敵なんですがね。
  今年は花が咲く時期が遅くて、5月になって急に暖かくなったので、花が咲くのもシュートが伸びるのも全部いっしょという感じでした。普通なら花が咲いている時期は枝が伸びないのですが、花が咲かなかったので枝が花を追い越して伸びてしまっている感じがします。グラハム・トーマスは特に枝の伸びが速いので、ちょっとバランスが悪くなってしまった感じがあります。花は高い位置にいってしまうし、風や雨でさらに崩れてしまっています。なかなか難しいものです。
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月曜日, 5月 24, 2010

嵐の後で...

  日曜日の雨と風が強烈で、庭は散ってしまった花びらが散乱し、長い枝は折れまくり、ピエール・ドゥ・ロンサールは誘引して固定していた紐が切れ、おもいっきり下に崩れ落ちてきて、もう花首は折れまくり、もう悲惨な状況になってしまいました。
  それでなぜレオナルド・ダ・ヴィンチのきれいな花が載せてあるかといれば、そんな嵐の中でも、しっかり花を保ってくれているのがレオナルド・ダ・ヴィンチなんです。さすがです。花びらの丈夫さはピカイチですね。イングリッシュローズがほとんどダメになってしまっても、レオナルド・ダ・ヴィンチはまったく平気なんです。優秀ですね。立派ですね。カッコいいですね。
  今回、くじけたものを書いていくと、いちばんがっかりなのが、この冬接ぎ木してかわいがっていたウィリアムズ・シェークスピア2000スタンダード。ここのところ元気に生育していて、花をつけないよう、枝が増えるよう、気をつかって摘心していたのに、接いた根元がボッキリと折れてしまいました。添え木をして復活を祈りますが、ダメージは大きいでしょう。
 京成バラ園芸50州年記念のあゆみも鉢が倒れて、やっと伸びた枝がぼっきりと折れてしまいました。そもそも元気がなくて、やっとで枝が伸びてきたのにです。これもかなりショックです。さらに、クィーン・オブ・スウェーデンが倒れるし、グラハム・トーマスもボロボロですし...
 
 だから、レオナルド・ダ・ヴィンチが偉いのです。さすが、レオナルド・ダ・ヴィンチだ。レオナルド・ダ・ヴィンチ万歳。
 同じ仲間に、ギィ・ドゥ・モーパッサンがありますが、こちらも花びらが強いです。レオナルド・ダ・ヴィンチほどたくさん花はついてくれませんが、アンティークでいいですね。嵐の後はイングリッシュローズの株は下がりまくりですね。早く、ジェントル・ハーマイオニーの写真を撮っておいてよかったよ。ほんど...
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日曜日, 5月 23, 2010

白いよ、ジェントル・ハーマイオニー

  今年の新入り組のジェントル・ハーマイオニーです。ジェントルだけあって、花はまさにイングリッシュ・ローズの顔をしています。クィーン・オブ・スウェーデンといっしょに購入したんですが、どちらの順調に成長し花をつけてくれました。
  ただ、ちょっと思ったのは、ジェントル・ハーマイオニーってこんなに白かったっけ?とう点。デビッド・オースチンのカタログやラベルを見ると、もっとピンク色が出るんじゃないかと思っていたんですが。ところが実際は写真のとおり真っ白。もしかして枝変わりしてしまった?と思うほど白いバラです。
 ウェブで写真を探してみたら、どうもほかの写真もかなり白っぽいようなので、まあ春の花はこんなものなのかもしれません。別にこの色もまわりとは合うので、いいとしておきましょう。
  そういえば、セプタード・アイルも今年はピンクがあまり出ず、白い感じです。なにか色を白くする要因があるのかもしれません。季節や気温の状況も重要です。グルース・アン・アーヘンなどは春は白というかクリーム色っぽい感じですが、秋はかなりピンク色が出るようになります。黄色のグラハム・トーマスも春はかなり白っぽい色です。気温が下がると色が濃く出ることは確かで、今年は開花の時期がかなり遅くなっているので、それが原因で白っぽいのかもしれません。
  話を戻してこのジェントル・ハーマイオニーですが、正統派のクォーターロゼット咲きで、花びらの柔らかさが素敵なバラです。花持ちはそれほどよくはありませんが、香りもミルラの香りとダマスクやフルーツっぽい香りが混じったようで、ちょっと他のイングリッシュ・ローズと違います。それほど強くないので、たいへん爽やかな感じです。
 日曜日の大雨で、花はダメになってしまいましたが、四季咲きなのでまた二番花が上がってきてくれることでしょう。このジェントル・ハーマイオニーは大きめに元気よく育てたいと思っています。
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