水曜日, 6月 02, 2010

雨のあとの宴

  我が家では数少ない高芯剣弁咲きのハイブリッドティーです。いままであまり高芯剣弁咲きのバラには手を出さなかったのですが、今年はなぜか赤いクラシックなバラがいいなあと思って、正月に半額になった大苗をホームセンターのユートクで買ったのでした。
  さすがにホームセンターで売っている品種。しっかり成長します。ちょっと遅咲きでしたが、最初からしっかりした花を咲かせてくれています。
 本当は真っ赤なバラが良かったのですが、意外と真っ赤なバラってないものなのですね。実はローズオオサカがあるのですが、地植えにしているのになかなか元気が出ず、思ったような花を咲かせてくれません。たぶん癌腫病かなんかなんでしょう。
  まあ、そのローズオオサカをちょっとあきらめはじめていて、代わりになる真っ赤な高芯剣弁咲きのバラがないかなと見ていたのです。宴は花びらの裏がちょっと白いので、真っ赤という感じではないのですが、赤が映えるバラです。かの鈴木省三氏作出のバラで、日本のバラの歴史を感じます。
  ここ数日まるでスコールのような局所豪雨があって、庭は久しぶりに雨に濡れました。宴の花びらに水滴がついて、たいへんきれいです。水をはじく強い花びらが、オールドローズのやわらかさを感じるものとはまた違っていいなあと思ってしまいました。
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火曜日, 6月 01, 2010

しぶといぞモーニングブルー

  ミニバラのモーニング・ブルーです。青系のミニバラとしては丈夫でなかなかしぶとい。実は花が終わったポットを1ポット50円で買ってきたもので、たぶん我が家のバラとしてはもらったものを除けば最低価格なんだと思います。買ってきたのは、今からもう5年前、適当に植えているけどいつも花をつけてくれます。
  昨年の秋の花つきが悪かったので、冬に植え替えたのですが、根にはおもいっきり癌腫病。もうダメもとで、悪い根を思いっきり切り取り、ほとんど挿し木状態で植替えをしたのです。ところがそれでも復活。ちょっと花は遅かったのですが、このようにきれいな花を咲かせてくれました。
  花がちょっと雨に弱いのと、うどんこ病にちょっと弱いところはあるのですが、基本的には丈夫で、しっかり育ちます。葉は黄緑色で大型、葉だけをみるとミニバラという感じではありません。たぶん、挿し木でも増やせるはずです。癌腫病だったので、枝が伸びたら挿し木で増やそうかなと思っているところです。
  買った時は50円の処分ポットだったのですが、その後はあまりみかけません。もっともセントラルローズで売っていますので、通販で買うことができます。けっこう息の長い人気品種のようです。じっさいそう思います。ちょっと大きめの鉢で育てれば、それなりに茂りますので、かなり見栄えがします。色もかなり青味が強く感じられます。葉の色も影響していると思いますが、味わいのある色です。
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月曜日, 5月 31, 2010

ミニなのにすばらしい香り、スィート・チャリオット

  一昨年、ラヴェンダー・ピノキオを注文したんだけど、結局それがダメということで代わりに注文したのがスィート・チャリオットでした。なんとなく紫色のバラがいいなと思っただけなのですが、うまく咲かせるミニバラとは思えないような香りに感動します。
 もっとも、育てやすいかというとそうでもなくて、すぐに葉が黄色になって落ちてしまって、きれいな葉の茂りにならないのです。そういうものなのか、それとも何か間違いがあるのかわかりませんが、アップの写真と違って全貌はイマイチです。
  香りはほんとうに素晴らしくて、ミニ系の香りではありません。オールドローズのダマスク系の香りなのです。それほど強く香るわけではないのですが、これで樹形がよければと思うのですが、難しいところです。
  たぶん、小ぶりなスタンダードに仕立てるといいんです。枝はまとまりのない細かい枝が広がります。それをうまく丸くまとめてあげることができれば、けっこういい感じじゃないかと思うのです。日当たりの悪い葉がすぐに黄変して落ちてしまうので、うまく日が当たるようにするためにもスタンダードはいけると思います。
  花は今咲いているくらいなので、遅咲きです。一旦伸びて、すこし葉を落として落ち着いてから、おもむろに咲くという感じです。これももう少し早く咲いてくれるといいのですが、これは今年だけの問題かもしれません。アブラムシなどがちょっとつきますが、うどんこ病や黒点病になるというわけではありません。でも葉は黄変しやすいようです。おもしろい品種なのでうまく育てる方法を探していきたいと思っています。
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日曜日, 5月 30, 2010

ゴールデン・メダイヨンがやけにきれい

  我が家ではかなり古株のゴールデン・メダイヨンです。ちょっと遅咲きだし、病気にもあまり強くないし、コガネムシにはおおいっきり狙われるということで、なかなかいい写真を載せてあげた覚えがないバラです。バラを植え始めて最初のころ、あまり知識もないままに、398円の鉢苗ということで安いという理由だけで買った気がする。
  幸いなことに、今年は黒点病も抑えているし、コガネムシの出没も少ない。冬には土替えもして元気よく成長できて、久しぶりにきれいな花を見せてくれています。久しぶりというか、こんなにきれいに咲いてくれているのは始めてかもしれません。
  写真だとちょっと地味に写っていますが、見た目はイングリッシュローズと思えるほどひらひらの花びらがかなりいい線いっています。確かに、ちょっと古い品種で目立たないものであってもうまく咲かせると、めちゃきれいとうことがあります。病気にしないで、うまくバランスよくさかせる技があれば、みんなきれいな花を見せてくれるのです。
  もっとも、病気だけではなく、花つき、バランス、雨の影響などいろいろな要素をすべてクリアしないといけません。結局、素人には病気に強く、花つきのバランスがよく、雨が降る前に咲いてくれるなど、条件がそろった品種がいいわけです。雨の影響やコガネムシはなかなかどうにもならないわけで、遅咲きで雨に弱ければほとんどダメなのです。また、つぼみから咲くまでの時間がかかるものも難しい。雨がやられてボールになってしまいます。花びらが多く柔らかい品種は難しい。オーギュスト・ルノアールが今年はうまく咲いてくれているけど、いつもはボールでダメになっていまう。今年は、いつもと環境が違ってちょっとおもしろいです。
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