木曜日, 4月 22, 2010

開花が続かない

 例年ならば、モッコウバラやつるディンティベスあたりが咲き出して、フレッシュな写真を掲載できるのだが、今年はなかなか開花してくれない。やはり気温の問題だろう。オールドブラッシュも1輪だけで、続きがない。うどんこ病も蔓延してしまったので、綺麗な花も見込めない状況だ。

 うどんこ病は今の季節に発生するのだが、だんだん暖かくなってくると成長のピッチのほうが速いので、一部を除いて、まあなんとなくやりすごしていけるのが、今年は気温が安定していないのと、強風が吹く日が多くてふつうはうどんこ病にならないものまで広がってしまった。ほっておいたわけではなく、予防の薬剤は散布しているのだが、それでも広がってしまった。

 広げる原因になっているのが、つるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンとつるディンティベスなのです。この2種はどうやってもうどんこ病になる。まあ、広がるのが速く薬剤では抑えることが不可能。つる品種なので大きくて、これがいっぱい胞子をつくってばらまくから、ちょっと弱い品種(チャイナやミニバラ)が感染し、さらには強い照り葉の品種までうどんこ病になってしまう。感染源がなければ予防の薬剤を散布しておけばそれほど大発生するものでもないようで、西の通りに面したところはほとんど感染しているものはない。メインの庭が×なのである。

 おまけに、今年は暑い日もあるので、黒点病も出てしまっている。この2大感染病が同時にくるともうどうしようもない。黒点病もダコニールやトップジンなどを早くから散布しているが昨年の病原が残っているのか、じわじわと出てきてしまった。黒点病も発生を始めるとどうにもならない。サプロールも効いているのかどうかわからない。黒点病はまだ一部の弱い品種だけなのだが、花が咲く前にこうだと先が思いやられる。

 同じようにうどんこ病に悩んでいる方、いろいろ経験談をください。うちは強風が吹いた後はうどんこの嵐です。薬剤はうどんこ用だけでトリフミン、サルバトーレ、カッパーシン、カリグリーン、ハーモメイト、ポリオキシン、サンヨール、ミラネシン、黒点病と兼ねて、トップジンM、サプロール、ダコニールと豊富に取り揃えておりますが、なかなか抑えられません。サルバトーレが効くとよく書いてあるのですが、決定的ではありませんね。すでにかかってしまったものを抑えるにはカリグリーンやハーモメイトは効きますが、予防にはなりません。サンヨールが一時期効いたので、銅剤がいけるのかなと思ってカッパーシンを買ってみましたが、効果なし。ミラネシンはもはや耐性菌ばかりなのでしょう。ぜんぜん効きません。まあ、製造も中止になりましたしね。

 うどんこ病と黒点病に打ち勝てたら幸せなんだけどね。

2 件のコメント:

okikazu さんのコメント...

ときどき拝見させていただいてます。久留米で薔薇を育ててます。
黒点病、うどんこ病悩みの種ですよね~。うちではほとんど薬を散布してません。病気に強い薔薇を少しずつ増やしてます。黒点病になる薔薇は決まっているので、罹患した葉をむしるという野蛮な方法で、なんとか生き延びさせてます。
うどんこはイソジンうがい薬10%希釈液をシュッシュしてあとは手ですりすり揉み込む方法で広がらないようにしてます。つるばらだと参考にならないかもですが・・・すみません。

Unknown さんのコメント...

コメントありがとうございます。

 うちも最近は病気に強い品種しか買っておりません。病気にかからず元気に育ち、花をいっぱいつけてくれるバラが最高にきれいだと思うようになりました。アイスバーグやマチルダなどどこにでもあるバラだけど、元気なので最高だと思っています。
 黒点病は秋は気にしないという方針になってしまいました。ただ、今はちょっと気にしないといけません。とりあえず感染した葉はむしって処分しています。
 うどんこ病は新芽+つぼみなのでむしるわけにはいきません。一般的な薬剤以外にも、塩素漂白剤+クエン酸とか重曹、イソジンもやってみたことがあります。イソジンは濃度が濃すぎたのか薬害を起こしてしまった覚えがあります。
 まあ、つるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンとつるディンティベスを引っこ抜いてしまえばいいのでしょうが、それはかわいそう。
 原因のもう1つが強風です。風は葉を弱らせて、感染のきっかけを作ってしまいます。まわりに家が増えて風よけができればすこしはいいのかもしれません。
 うどんこ対策の薬剤散布が葉を痛めて黒点病を誘発することもあるようで、ほんとうに難しいです。