カーネーションのようですが、これはバラです。ピンク・グルーテンドルスト、ハイブリッドルゴサ、日本のハナマスの交配種になります。花はハマナスのように大きくありません。香りもありませんが、枝の棘が多く鋭いところはハマナスです。
今年はは、このトゲトゲ・カーネーションがきれいに咲いてくれています。例年は虫にやられたり、雨で花が傷んだりするのと、開花が一斉ではなくすこしづつずれたりして、きれいに咲きそろうことがないのですが、今年は気候によるところが多いのしょうが、きれいな花がそろって咲いてくれています。
このピンク・グルーテンドルストは接ぎ木ですが、もともとハマナスですから、挿し木でもどんどん増えます。もっとも挿し木をする時に、棘が邪魔にあんってうまく刺さらなかったりするのですが、そのあたり丁寧に挿してあげれば、かなりの確率で発根してくれます。もっとも挿し木の場合は、地下茎で伸びるので、広がらないように注意する必要があるかもしれません。ハマナスは地下茎で伸びていきますから...
我が家にあるのは、ピンク・グルーテンドルストですが、元はF.J.グールテンドルストで赤色、その枝変わりがピンクで、さらに枝変わりのホワイト・グルーテンドルストがあります。F.J.グルーテンドルストというのは人の名前で、ピンク・グルーテンドルストの作者です。ここで疑問なのが、大元の赤は、F.J.グルーテンドルストという名前だが、作者はちがうのです。
赤「F.J. Grootendorst」1918年 de Goey オランダ
ピンク「Pink Grootendorst」1923年 F.J. Grootendorst オランダ
白「White Grootendorst」1962年 Paul Eddy アメリカ
ということなのです。不思議です。de Goeyという人はなぜF.J.グルーテンドルストという名前をつけたのでしょうか?また、その枝変わりの作者がF.J.グルーテンドルストなのでしょうか?ちなみにF.J.グルーテンドルストはポリアンサのマザーズディの作者でもあります。
枝変わりシリーズというとこのグルーテンドルストが有名ですが、もっと有名?なのが、アイスバーグ・シリーズがあります。アイスバーグ、ピンク・アイスバーグ・ブリリアント・ピンク・アイスバーグ、バーガンディー・アイスバーグです。ブリリアント以外は我が家にあります。グルーテンドルストシリーズも赤と白が欲しいなと思ったりもするのですが、なにせトゲトゲで扱いにくい。3株もあったら血まみれになりそうで手が出ません。
0 件のコメント:
コメントを投稿