ディスタント・ドラムスはほんとうに色を楽しめるバラです。季節によっても色合いが違いますし、咲き始めてからだんだん色が変化していくところもきれいなバラです。実際に見ても写真に撮ってもよしです。
春のディスタント・ドラムスは色は薄めで、薄い紫とピンクが混じったような色なのですが、秋は茶色が強く出て、紫と茶色のグラデーションがきれいに出ます。
最初は茶色っぽい色で開いていきますが、だんだん紫色が出てきて、白っぽい色に退色していきます。今の時期は花もちもいいので、この変化を時間をかけて楽しむことができます。
このバラのいいところは樹勢が強く、夏の暑い時期でもくじけません。寒さにも強く、冬になっても花をつけてくれます。うどんこ病も黒点病もそれほど被害が広がりませんし、黒点病になってもすべての葉が落ちてしまうようなことにはなりません。いいことばかりです。
シュラブ系でもつるバラのようには使えませんが、逆にコンパクトで鉢植えでも地植えでもいいバラです。シュラブに分類されていますが、横張りというわけではありません。雰囲気はハイブリッドティーです。花は一度にそれほど多くはつきませんが、ずっと連続して開花してくれますので、長く花をみることができます。秋には最高のバラだと思います。
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