月曜日, 4月 26, 2010

シュートの芽

  例年ならばゴールデンウィークの前に咲き始めたバラの写真を載せるのだが、残念ながら咲いている花の数も少ないし、うどんこ病にやられたショボい花の写真しかない。だいたい普通はつるテディベアがきれいに咲いて、つるディンティベスの華やかな雰囲気をということなのだが、ディンティベスはおもいっきり切り詰めたのでつぼみの数は少ないし、うどんこ病にやられていて、いまいち花の形は悪い。テディベアはいっぱいつぼみをつけているが、なぜか開花していない。
  ということで花はこれからいくらでも咲くということで、シュートの芽の写真をとってみた。花が咲く前にシュートというのはちょっと肥料のやりすぎだったりするのかもしれないが、ベイサルシュートが出てくれるのは花が咲く以上にうれしかったりする。特に枝の更新が少ない品種はやった~!という気持ちになったりする。
 最初の写真はラ・フランスだと思う。じつはこのラ・フランス、鉢の土替えの時に癌腫を発見。えぐりとってはいるが、おかげで株元はよわりぎみな雰囲気。そんな株からベイサルシュートはかなりうれしい。更新が活発な株の癌腫はけっこう治る(癌腫が衰える?)のである。
 つぎはテディベア。つるじゃないやつね。つるテディベアがかなり元気よく病気にも強いのだが、ミニなテディベアはうどんこ病にも黒点病にも弱い。花も元気がないような気がする。今年もうどんこ病にやられてしまっているだが、シュートが出ていることを発見。これはいける。もうちょっと株自体を大きくすれば元気が出てくるんじゃないかと思っていたところのベイサルシュート。ズーンと伸びてほしい。
  最後は万葉。万葉も元気がなかった。これも確か癌腫病にやられていたが、切り取って養生中の株である。万葉は元気がよく病気にも強いと書かれていたが、いえいえとってもいいたくなるほど、黒点病に弱い。もっとも花つきはよく、元気がいいときはよく成長をしてくれる。最初の年はほんとうに枯れそうになった株だったが、すこしづつ元気になってきている。癌腫は何度か再発しているので、ダメもとという感じなのだが、ベイサルシュートが出てくれるようになれば、これから本格的に生育してくれるのかもしれない。あきらめず育てることにしよう。
 実はどれもよわよわ株だったもの。丁寧にケアしたものが元気をしてくれるのは、りっぱな花が咲く以上にうれしいものである。
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