日曜日, 2月 25, 2007

さづはは挿し

剪定した枝はほとんどは捨ててしまうのですが、なんとなく挿し木にしてみようかなと思うわけです。特に増やしたいと思うわけでもないが、挿し木にしてみたくなります。
とはいっても、挿し床を用意したりはしないわけで、ただ花壇の空いているところに挿しておくだけです。最初のころは、6月のころちゃんと挿し木の土を用意して、発根促進剤をつけて挿し木をしたりしたこともあるのですがほとんど成功しませんでした。理由は簡単で、水が多すぎてカビが生えてきたり、逆に水を忘れたりで、ダメだったのです。
ところが、私の母(さづはは)は、バラに限らずいろいろな植物を拾ってきては挿し木で増やしていて、その手法もきわめて単純、庭に挿しておくだけということを知りました。実は、冬の寒差しはそれでも結構成功するのです。発根するには2か月ほどかかりますが、品種によってはかなりの確率で発根してくれます。発根しないような品種はそもそも自根では生育できないだろうから諦めるのが正解です。
上の写真は今年挿しておいたものです。芽が動いています。しかし、これはまだまだ発根はしていません。もう1か月ほっておくことが大切です。下の写真は、昨年挿しておいたシャルル・ド・ミルです。どうでもよかったので、鉢上げするのを忘れていました。これくらいの気の長さでやれば結構いけるものです。オールドローズはけっこう自根で生育するもので、品種によっては自根のほうがよく返り咲くという話です。
こんなふうにいい加減な挿し木のことを、我が家では専門用語としてさづはは挿しと呼んでおります。もちろん敬意をもってです。
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