水曜日, 5月 30, 2007

ギィ・ドゥ・モーパッサンとロマンチカ・シリーズの話

 ギィ・ドゥ・モーパッサンが少し遅れて今咲いています。もう他の花はほとんど終わってしまって、モーパッサンだけがちょっと寂しげに咲いております。
京成バラ園芸の大苗を昨年の1月に植えたものですが、昨年の生育はいまいちで、今年はすこしは元気になってきたのですが、まだまだパワフルに咲くには至っていません。花が遅かったのもそのせいでしょうか?もっとも、おなじメイアンのシリーズのレオナルド・ダ・ヴィンチも遅咲きなので、そもそも遅咲き種なのかもしれません。
まあ、病気にはかかっていないので、この調子で生育していけば来年はもっといい雰囲気で咲いてくれると思っています。地植えですが土の具合がちょっと悪いのかもしれません。
 この花は、メイアンのロマンチカ・シリーズのフロリバンダ種です。アンティークタッチのバラとか書かれていますが、花びらが多いカップ咲きで、一見オールドローズを感じさせます。イングリッシュローズも同じようなところを狙っているのですが、性質は全く異なります。もちろんオールドローズのそれとは全然違います。
 まず樹形はイングリッシュローズは枝は細くシュラブという雰囲気の枝の広がりをしますが、このモーパッサンなどはいわゆる普通のブッシュローズの樹形で、枝も自立できるくらいしっかりとしたものです。
花もオールドローズ風に見えるのですが、花びらは厚く、モダンローズらしいしっかりとしたものです。おかげで雨風には強く、花もちはイングリッシュローズにくらべてずっといいと思います。
花の色も鮮やかで、写真映りもたいへんきれいですが、花の付き方はイングリッシュローズのように枝がしなりながら咲くやさしい雰囲気が感じられないのがちょっと残念です。たぶん、フラワーアレンジメントの素材にはいいんじゃないかと思います。
 メイアンのロマンチカシリーズには、つるバラのピエール・ドゥ・ロンサール、レオナルド・ダ・ヴィンチ、HTのオーギュスト・ルノアール、ロマンチカシリーズには入っていないようだけどアンティークタッチとして扱われているチャイコフスキーが庭にあります。どれも地植えにしていますが、実はうまく育っているのはレオナルド・ダ・ヴィンチぐらいでしょうか?ピエール・ドゥ・ロンサールは昨年秋に植えて再生中、オーギュスト・ルノアールはどうもつぼみがボールになってしまって×(原因調査中)、チャイコフスキーは樹形のコントロールがうまくできずグラハム・トーマスの影に隠れて見栄えが悪い。丈夫で育てやすいのが特徴であるはずのメイアンのシリーズですが、なかなかうまくいかないものです。秋には綺麗な花が見られるようにしっかり管理していこうと思っています。
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