ウィリアム・シェークスピア2000がほんとうに本に出ているようなクォーター・ロゼット咲きで咲いてくれました。どうも一般にロゼット咲きとかクォーター・ロゼット咲きというのもいろいろあるようで、花びらの厚さや、花びらの形などで実際の花形は違うようです。
一般にオールドローズは花びらは薄く枚数が多いので、その花びらの多さから花びらの入り組んだクォーター・ロゼット咲きになります。典型はガリカのシャルル・ドゥ・ミルなんかでしょうか?花びらももっと小さくなると、花びらがふわふわっと吹き出てくるように咲きます。ジャックカルチェがそんな感じです。これもクォーター・ロゼット咲きと呼ばれますが、雰囲気はだいぶ違います。
モダン・ローズは花びらが厚く1枚が大きくなります。イングリッシュ・ローズの場合はどちらかというと花びらは薄めですが、それでも1枚は大き目です。1枚1枚が複雑に組み合わさってロゼット咲きになっているような気がします。メイアンのレオナルド・ダビンチやギィ・ドゥ・モーパッサンなどは花びらは厚くて、枚数はそれほど多くはないのですが収まりが悪くてクォーター・ロゼットになる感じです。
ハイブリッド・ティーでクォーター・ロゼットっぽく変化する品種はオールド・ローズのそれとはかなり違いがあります。まあ、どちらもきれいですがね。
このウィリアム・シェークスピア2000のクォーター・ロゼット咲きは、やはりすごいと思います。ゴージャスですね。もっとも写真で紹介されているようにこのウィリアム・シェークスピア2000はゴージャスな雰囲気じゃありません。どちらかというと普通のモダン・ローズのように咲き始めて、気が付くとクォーター・ロゼットになっているパターンです。そういえば、アルキミストのそれも同じ感じがします。その変化がいいですね。
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