水曜日, 5月 11, 2011

自家製タモラスタンダード開花

  自家製のタモラスタンダードの第1号開花です。近所のしげみのノイバラの切ってきて、挿し木にして、それに接ぎ木をして仕立てたスタンダードです。
ほとんど実験的に接いだ第1号スタンダードでもあるのですが、今年はきれいな花をつけてくれています。タモラを選んだのは、いっぱい枝が茂るから、うまく広がってくれていいだろうと思ったのですが、花は上向きに咲くので、きれいに丸く広がるスタンダードにはなりそうにありません。
しかし、枝は細いので花がつくと、自分お重さでうまく横をむいてはくれるようです。もっともそれほど丈夫ではないので、風と雨には弱そうです。今日あたり雨がガンガン降ったのですが、実際重さでかなりバランスが悪くなっています。
  スタンダードはやはり台木が重要な気がします。本には、とげなしノイバラを使うと書いてありますが、しっかり太く成長するものを台木にしなくてはいけません。
ノイバラにもいろいろ種類があるというか、雑種だからいろいろな性質のものが自然交配されているようです。グングン伸びても、その後は太くならない枝もあります。また、太くなっていく時に外側の樹皮の部分ががボロボロになって崩れていくものもあります。すごしづつ樹皮が割れて、固く充実してものはいいのですが、そうならないものは早く老化していくようで、スタンダードの台木には向かないようです。

 とりあえず接ぎ木は1年台木を育てればできるのですが、やはり太く充実させるには2年以上育てたものがいいようです。接いでからの台木の成長はどうしても遅くなるわけで、その間に台木が老化して成長が止まって太くならなくなってしまうような気がします。上部の株が十分に充実して養分を下の下ろしてくれるようになるには時間がかかるわけで、そのような状況になったときにはもう台木はなかなか太れないようです。まあ、これも品種によるのでしょう。
 このタモラは接いでから3年目です。1年目はあまり成長できずひょろひょろ状態。2年目は春の芽吹きが悪く、かろうじて花が咲いたという程度でした。今年もダメなんだろうと思っていたのですが、秋にそれなりに枝が育ってくれて、冬の間葉を落とささいでおいておいたら、春から結構順調に成長してくれました。おかげさまで、今年はけっこう立派なつぼみがついています。でも、やはり台木は太くなれないようです。スタンダードはおもったより難しいですね。また、水分を上げるのにパワーが必要なので、積極的に水をやることが重要な気がします。地植えであっても水をしっかりやると安定して伸びてくれるようです。
 スタンダードではウィリアム・シェークスピア2000スタンダードがうまく咲いてくれています。こちらは1年目の接ぎ木が失敗したので、もう1年間その台木を育てて、充実させたところで接いだのですが、そのほうがよかったようです。実際は3年くらい育てるのいいような気がしますし、3年で十分に太くなる品種が大切だと思います。
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