ほとんど実験的に接いだ第1号スタンダードでもあるのですが、今年はきれいな花をつけてくれています。タモラを選んだのは、いっぱい枝が茂るから、うまく広がってくれていいだろうと思ったのですが、花は上向きに咲くので、きれいに丸く広がるスタンダードにはなりそうにありません。
しかし、枝は細いので花がつくと、自分お重さでうまく横をむいてはくれるようです。もっともそれほど丈夫ではないので、風と雨には弱そうです。今日あたり雨がガンガン降ったのですが、実際重さでかなりバランスが悪くなっています。
ノイバラにもいろいろ種類があるというか、雑種だからいろいろな性質のものが自然交配されているようです。グングン伸びても、その後は太くならない枝もあります。また、太くなっていく時に外側の樹皮の部分ががボロボロになって崩れていくものもあります。すごしづつ樹皮が割れて、固く充実してものはいいのですが、そうならないものは早く老化していくようで、スタンダードの台木には向かないようです。
とりあえず接ぎ木は1年台木を育てればできるのですが、やはり太く充実させるには2年以上育てたものがいいようです。接いでからの台木の成長はどうしても遅くなるわけで、その間に台木が老化して成長が止まって太くならなくなってしまうような気がします。上部の株が十分に充実して養分を下の下ろしてくれるようになるには時間がかかるわけで、そのような状況になったときにはもう台木はなかなか太れないようです。まあ、これも品種によるのでしょう。
スタンダードではウィリアム・シェークスピア2000スタンダードがうまく咲いてくれています。こちらは1年目の接ぎ木が失敗したので、もう1年間その台木を育てて、充実させたところで接いだのですが、そのほうがよかったようです。実際は3年くらい育てるのいいような気がしますし、3年で十分に太くなる品種が大切だと思います。
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