つるディンティベスは我が家では古株中の古株で、いちばん最初に植えたバラの1つです。最初のころは花つきもよく、4月のうちから咲いてくれたので、たいへんよい子ちゃんだったのですが、最近はどうも花つきが悪くなり、その割には枝はぐいぐいと伸びるので、ちょっと扱いにくい株になってしまっています。
バラの株もだんだん老化していくわけで、うまく枝の更新を行わないと、花つきの悪い株になってきてしまいます。老化するといっても、元気がなくって枝が枯れていくわけではなく、枝が充実して木質化して、下のほうから新しいシュートが出なくなってしまうわけです。まあ、上のほうからはどんどん新しい枝が出てくるのですが、それはそのまま伸ばすわけにはいきません。けっきょくその枝を主幹として更新していくことはできず、冬には剪定で切ってしまわないといけません。結局、細かな枝の出ない古い枝が主幹に定着してしまい、花枝がでにくい状態をつくってしまいます。
やはり、ここは太い主幹をばっさりと剪定する必要があるわけですが、更新する次世代の枝がないことには、これもなかなかうまくいきません。シュートを下から出すようにするためにはどうしたらいいのでしょうか?今年は、花が咲く前にどんどん枝が伸びています。すこし後で伸びてきた枝はシュート性でつぼみはついていません。今日はおもいきってそのえだの先を切ってみました。上の枝が伸びなければ下から出るだろうという甘い考えなのですが、基本的には樹勢は強いので、これくらいいじめてもいいのではないかと考えました。まあ、そのまま伸ばしても結局は切るしかないのですから、早いうちに剪定しておいたほうがいいはずです。
花のつく枝をどのように出すかですが、シュートは先を抑えたほうが、きっと細い花枝が出るのではと考えています。今年無理でも、秋の花や来年度の花は、今年伸びた枝でなくてはいけないので、残すことができる枝をどのように伸ばすが決め手だと考えています。
おなじように悩んでいるのがルィーズ・オディエです。こちらはもうぜんぜん花がつきません。枝は伸びるのですが、つぼみはつかず、ブラインド枝が伸びるのみです。これも、来年度に残せる枝をどう確保するかが決めてだと思い、今から剪定を考えているところです。つるバラは枝の更新が決め手のようですね。
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