バラの写真をデジカメからスマートフォンのカメラで撮るようになって、Facebookでの投稿のほうに移っておりました。改めて、過去の投稿をみるとブログのほうが、過去がわかっていいなあと思いまして、再度復活です。 以前に比べて株が老化して花の数も減ってしまっていますし、私自身も歳をとりまして、パワーが落ちております。それでも再度頑張りますので、我が家のバラ、よろしくお願いします。
うどんこ病の季節がいよいよですね。私は今、重曹を噴霧してみています。黒星病にもいいと聞きました。予防と治療のどちらにも有効だというのですが、どうでしょうか。重曹は3グラムずつ袋に入っているので、それを2~3リットルの水に溶かし、展着剤を入れて加圧式の噴霧器で1週間に1度程度噴霧していこうと思っています。今年の初夏にはずいぶんうどんこ病には悩まされましたので、果たして首尾はいかに。
うどんこ病は昨年格闘しました。我が家はたいへん風が強く、近くにノイバラが自生していてそれらがうどん粉病の胞子をどんどん生産して飛ばしてくれるという過酷な環境です(黒点病も同様)。よく風通しをよくすることなどと書いてありますが、風は通りまくりなのですが、しっかり感染し蔓延します。実は風は新芽には水分バランスを不安定にして、さらに胞子を運ぶので、枝がたわむほど風が吹くと返って感染しやすくなるようです。最初は、木酢液、もどき(漂白剤+酢)などを試しましたが、まったく効果なし、木酢液にいたってはかえって悪くなったような気がしました。イソジンも試しましたが、新芽には薬害がでてしまいました。自然に増えるような状況ではなく、どんどん胞子が供給されるような環境では、このよなナイーブな防除はほとんど役に立たないという結論を出し、次は化学農薬を試しました。最初はダコニール1000で予防散布したのですが、まったく効果がありません。どんどん増えてくるので、治療を考え、ミラネシンとカリグリーンを試しました。ミラネシンの効果は確認できませんでしたが、カリグリーンは確実に抑えることができました。霧吹きに入れておいて、気づいたらすぐ散布するようにしていたら、だんだん感染を減らすことができました。それに加えて、トリフミン、サルバトーレMEを交互に散布するようにしたら、その後も発症も抑えることができました。これ以外にもトップジンM、サンヨール、サプロールなども試していますが、これらはあまり効果は感じられませんでしたが、いろいろ変えながら散布することが耐性菌をつくらないという点でよかったのかもしれません。本などを読むとうどんこ病は簡単に防げるようなことが書いてありますが、現実はたいへんでした。しかし、うどんこ病などどこふく風という丈夫な品種があることがわかりました。薬剤で抑えることよりも、丈夫な品種を選んで植えるほうがずっと賢いような気がします。また、土の性質の工夫や、肥料のやりかた、風あたりのコントロールなどをきちんとやれれば、うまくやっていく方法があるのではないかと思ってはいます。重曹の水溶液を散布ということですが、発症した場合はカリグリーン(炭酸水素カリウム)が確実に効果がありました。重曹の場合は乾燥時に濃度の不均一を生じさせ薬害が出ることがあるようで、その対策をしたものが、カリグリーンやハーモメイトのようです。農薬でないから薬害は出ないということはないようで、イソジンと木酢液では失敗を経験しました。環境の特性を考えながら、いろいろ試してみないといけないようです。
とても勉強になりました。一時は自作の乳酸菌液を希釈して噴霧してみたこともありました。しかし展着剤代わりに黒砂糖を使うので、使い勝手がよくなかったのです。もし重曹でもうどんこ病が発生したら、カリグリーンを使ってみることにします。
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3 件のコメント:
うどんこ病の季節がいよいよですね。
私は今、重曹を噴霧してみています。黒星病にもいいと聞きました。予防と治療のどちらにも有効だというのですが、どうでしょうか。
重曹は3グラムずつ袋に入っているので、それを2~3リットルの水に溶かし、展着剤を入れて加圧式の噴霧器で1週間に1度程度噴霧していこうと思っています。
今年の初夏にはずいぶんうどんこ病には悩まされましたので、果たして首尾はいかに。
うどんこ病は昨年格闘しました。我が家はたいへん風が強く、近くにノイバラが自生していてそれらがうどん粉病の胞子をどんどん生産して飛ばしてくれるという過酷な環境です(黒点病も同様)。
よく風通しをよくすることなどと書いてありますが、風は通りまくりなのですが、しっかり感染し蔓延します。実は風は新芽には水分バランスを不安定にして、さらに胞子を運ぶので、枝がたわむほど風が吹くと返って感染しやすくなるようです。
最初は、木酢液、もどき(漂白剤+酢)などを試しましたが、まったく効果なし、木酢液にいたってはかえって悪くなったような気がしました。イソジンも試しましたが、新芽には薬害がでてしまいました。自然に増えるような状況ではなく、どんどん胞子が供給されるような環境では、このよなナイーブな防除はほとんど役に立たないという結論を出し、次は化学農薬を試しました。最初はダコニール1000で予防散布したのですが、まったく効果がありません。どんどん増えてくるので、治療を考え、ミラネシンとカリグリーンを試しました。ミラネシンの効果は確認できませんでしたが、カリグリーンは確実に抑えることができました。霧吹きに入れておいて、気づいたらすぐ散布するようにしていたら、だんだん感染を減らすことができました。
それに加えて、トリフミン、サルバトーレMEを交互に散布するようにしたら、その後も発症も抑えることができました。
これ以外にもトップジンM、サンヨール、サプロールなども試していますが、これらはあまり効果は感じられませんでしたが、いろいろ変えながら散布することが耐性菌をつくらないという点でよかったのかもしれません。
本などを読むとうどんこ病は簡単に防げるようなことが書いてありますが、現実はたいへんでした。しかし、うどんこ病などどこふく風という丈夫な品種があることがわかりました。薬剤で抑えることよりも、丈夫な品種を選んで植えるほうがずっと賢いような気がします。また、土の性質の工夫や、肥料のやりかた、風あたりのコントロールなどをきちんとやれれば、うまくやっていく方法があるのではないかと思ってはいます。
重曹の水溶液を散布ということですが、発症した場合はカリグリーン(炭酸水素カリウム)が確実に効果がありました。重曹の場合は乾燥時に濃度の不均一を生じさせ薬害が出ることがあるようで、その対策をしたものが、カリグリーンやハーモメイトのようです。
農薬でないから薬害は出ないということはないようで、イソジンと木酢液では失敗を経験しました。環境の特性を考えながら、いろいろ試してみないといけないようです。
とても勉強になりました。
一時は自作の乳酸菌液を希釈して噴霧してみたこともありました。しかし展着剤代わりに黒砂糖を使うので、使い勝手がよくなかったのです。
もし重曹でもうどんこ病が発生したら、カリグリーンを使ってみることにします。
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