金曜日, 5月 22, 2009

アスピリン・ローズ・スタンダード

  昨年の春、知り合いの先生からいただいたアスピリン・ローズのスタンダードですが、順調に成長し、きれないな花をいっぱいつけてくれました。
 アスピリン・ローズは真白に見えますが、わずかにピンク色がかっていて、それが透明感を際立たせてくれます。枝もうまく横に広がってくれて、スタンダード仕立てが合います。病気にもたいへん強く、うどんこ病や黒点病に強いのがなによりもうれしいです。
 つぼみがつくのが少し遅かったので、花もいまの時期になっていますが、いっぱい花をつけてくれて、わースタンダードになっているという気持ちにさせてくれています。ちょっと雨と風にくじけてしまったのですが、それでもけっこうバランスはいいと思います。
  私も今年はスタンダードの接ぎ木を4本試みましたが、結局うまくいったのは1本のみ、イングリッシュローズのタモラだけが成功し、あとは穂木が枯れてしまいました。スタンダードの場合、温室がないとなかなかいい温度を保つことが難しいし、接いだ部分への雨水の侵入があると、どうしてもそこから雑菌が繁殖し枯れてしまいます。
  スタンダードの場合、軸があれだけ長いので、根と軸と穂木それぞれを健全に保っておくのがなかなか難しいです。まず最初に穂木がうまく活着してくれて活動を始めてくれれば大丈夫なのですが、うまく活着しないままに穂木が活動を始めてしまうと、穂木が急速に弱ってしまいますし、不完全に癒合した部分は雑菌に弱く、台木が枯れ込んでしまいます。穂木がうまく成長を始めれば、結合部で養分が交換され軸は健全に保たれますが、生育が十分でない場合は軸の上部が弱って、根元から台木の芽が出ようとします。これをかきとってしまうと、根も含めて急速に全体が弱っていきます。
  多少のバランスの変化に動じないほどの台木のパワーが必要なんだと思いました。プロならば、台木が細くでもうまく生育させることができるのでしょうが、素人はなかなかベストな環境に保つことは難しく、きれいに接ぎ木を成功されるのが難しいようです。穂木の品種を選ぶことも重要で、アスピリン・ローズのような強健で病気に強い品種がよさそうです。
 そうそう、タモラはうまくいっているのですが、上に上に伸びていき、なかなか横に枝を伸ばしてくれません。どうしたらいいのでしょう。玄関のタモラは横張で枝がいっぱい出るんだけどなあ...
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