水曜日, 5月 12, 2010

ミルラなタモラ

  イングリッシュローズのタモラです。今年もきれいな花をつけてくれました。イングリッシュローズとしては比較的古い品種です。グラハム・トーマスやメアリーローズなどと同じ年に世に出ているものなので、まだイングリッシュローズが世間に評価される前の品種だと思います。
  タモラの特徴はこのアンバーな色合いと強いミルラ香です。タモラとグラハム・トーマスからエブリンが生まれています。エブリンはミルラ香ではありませんが、すばらしい香りをもっていますし、アンバーな色合いを受け継いでいます。
  それほど大きくならず扱い易い品種で、病気にも強く、あまり有名でない品種なのかもしれませんが、個人的にはすごく優秀な品種だと思っています。玄関のところのあまり日当たりがよくないところにあるので、もっといい場所に咲かせてあげようと、スタンダードの台木に昨年接ぎ木をしたのですが、昨年は順調に枝を伸ばし花も咲かせることができたのですが、今年はいまいちうまく成長してくれません。寒さにやられてしまった感じがします。
  スタンダードは地植えだとどうしても風当たりが強くなること、寒さの影響を受けやすいこと、水分をあげる効率が悪いことなど、気を使ってあげないといけないことがいろいろあります。水は確かにいっぱいあげないといけないようです。台木は3年ぐらいはしっかり育てて、十分な水や栄養の供給能力を高めておかないといけないようです。春、新芽が十分の生育しないうちに寒さや水不足の状況に陥ると、その復活はいろいろ厳しいようです。
 タモラのスタンダードはあきらめていますが、タモラそのものはいいバラなのでかわいがっていきたいと思っています。
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