月曜日, 5月 16, 2011

つるディンティベス古株組

  我が家のつるバラの一番の古株のつるディンティベスです。一重のハイブリッドティーで、ブッシュの枝変わりです。実はブッシュのディンティベスもあります。ブッシュのディンティベスはそれほど樹勢が強くなく、おとなしい雰囲気なのですが、つるディンティベスはとにかく生育力旺盛です。シュートもどんどん出てきますし、花枝もまとまりが悪いほどにぐんぐん伸びます。
  花をきれいにつけるには、実は細い枝を残しておいたほうがいいようで、強めに剪定すると、シュート性の枝ばかりになってしまって、枝のまとまりも悪く、花も枝の先につくのであまりきれいではありません。
 南側にあって日照抜群なので、いくら強く剪定してもどんどん大きくなっていきます。一度、テッポウムシにやられて、かなりパワーを落としたのですが、その後もベイサルシュートを伸ばし、しっかり復活してくれました。
  このバラ、欠点はいろいろあります。まず、うどんこ病に弱い。つるバラでうどんこ病に弱いというのは困ります。全体がうどんこ病になってしまうと、庭全体に胞子を振りまいてしまうわけです。これは困りものです。今年は花がつくのが遅いのですが、つるディンティベスは基本的には早咲きで、南向きというせいもあって3月のうちからどんどん葉が伸びてきます。春先の気候がまだ不安定な時期にうどんこ病になってしまうのです。いろいろ殺菌剤を散布しますが、どうしても発病してしまいます。今年もそれほど蔓延はしませんでしたが、やっぱりうどんこ病になっています。気温の変化と風がいけないんです。
  ほかにも、ハダニが付きやすいとか、枝が太くて固いので誘引しにくいとかいろいろ難しいのですが、春をつげてくれるバラで、味わいがあります。
 もっと枝を増やすために、来年は積極的に摘心をしてみようかと思っているところです。花枝が長くなる傾向があるので、花は遅くていいので、どんどん摘心すると、細い枝が増えていいんじゃないかと思っています。ハイブリッドティーの基本を適用しようというわけです。もっとも、1枝には房咲きになるので、大輪のハイブリッドティーとはだいぶ性質が違います。アーリーモダンローズって感じなのです。おすすめとはいいかねますが、我が家では重要なバラです。
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