きがつくとジャック・カルチェの花がきれいに咲いていました。花壇に地植えしているんですが、ここは昨年とはだいぶ環境がかわっています。大きな変化はきれいに紅葉してくれないもみじが引っこ抜かれ、アジサイも引っこ抜かれました。おかげでのびのびと茂ることができるようになったジャック・カルチェはいつもよりずっと大きな花を咲かせてくれました。
ジャック・カルチェは細かな花びらが噴き出すように咲きます。モダン・ローズは比較的大きめの花びらが広がるように咲くわけですが、ジャック・カルチェのように花びらの多いオールドローズは、薄い細かな花びらのすべてが同時に空気を含むように広がって咲くのです。この様子がすばらしくて、イングリッシュローズなどにはないオールドローズの特徴です。
昨年までは花は小さめだったので、ふわっとしたロゼット咲きでしたが、今年は花が大きいため、一気に広がるという感じとはやや異なって、外側から広がりはじめ内側に伝わっていくように咲いています。その結果、中央にはボタンアイができています。写真でみるとさほどきれいには見えないのですが、時間を追ってみていくと、花びらが広がっていく過程がたいへんきれいなのです。
写真は時間をある一点で切り取って見せているので、時間を追って開いていく姿は表現できません。きっとスロービデオカメラあたりがあれば表現できると思うのですが、バラは花びらが広がっていく様にかなりの部分の味わいがあると思います。
開いていく過程がきれいなバラには、アルキミストやウィリアム・シェークスピア2000などもいい感じですし、ディスタント・ドラムスやグルース・アン・アーヘンなんかも素敵だと思います。テディベアも色の変化がいいですね。今年は、ガートルード・ジェキルもきれいな咲き方をしてくれます。
でも1番はジャック・カルチェだと思いますね。
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