今年は紫燕飛舞もきれいに咲いてくれています。紫燕飛舞はチャイナのようなのですが、どうもチャイナじゃないらしいです。どうも、出所はハンガリーでオイゲン E. マルリットという品種のようです。ブルボンに分類されているようです。まあ、四季咲き性があるので、かなりチャイナが入っている感じはしますが、花の華やかさや成長をみると確かにチャイナではない気がします。
四季咲きはチャイナなのであたりまえのように思っていましたが、ブルボンだとすると四季咲きは貴重です。ブルボンで四季咲きというとスヴィニール・ドゥ・ラ・マルメゾンも四季咲きブルボンですが、ブルボンというよりはティーのような気もします。紫燕飛舞もティーだと言われれば納得いく気がします。
チャイナにはしては花も大き目ですし、枝も成長もします。とはいえ、3mも4mも伸びたりはしないので、オベリスクに巻き付けたり、低めのフェンスに誘引するのがいいような気がします。枝は細めなので、花がさくと枝がたわんでしまうので、自立させるのは難しいと思います。
実は紫燕飛舞は2箇所にあって、南側の庭の入り口と、北側の花壇なのですが、北側のものは実は挿し木です。実は挿し木のほうが元気だったりします。挿し木の成功率は高そうで、何も考えずに挿しておいてもしっかり発根しますし、その後の成長もなんら問題ありません。花つきは挿し木のほうがいいような気がします。
紫燕飛舞はそれほど派手なバラではありませんが、いかにもオールドローズという雰囲気を持っています。それでいて四季咲きなのですから、利用価値は大きいと思います。それほど派手ではないと書きましたが、それはイングリッシュローズのような感じではないという意味で、色あいなど雰囲気を明るくする要素をもっています。香りもいいので、お勧めだと思います。挿しておけばつきますので、どこかで枝をもらってくるのがいいでしょうね。それが安いね。
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