月曜日, 5月 21, 2007

謎のオールド、ケンブリッジ・キャッスル

 春のバラ庭も終盤戦にはいってきました。とはいえまだまだいっぱい咲いているのですが、仕事のメインが花柄切りと散った花びら集めになってきています。
きれいなバラほど花が散ってしまうとそのかたづけはたいへんなもので、花びらが多いのはへたに散らせてしまうとたいへんです。このケンブリッジ・キャッスルなんかはまだ散りそうもないふりをしていきなり散ってくれます。まあ、はなびらの大きさはそれなりに大きいのでそれほど集めるのはたいへんではないのですが、小さな薄い花びらが数多くあるオールド・ローズ(ジャック・カルチェ、ルィーズ・オディエなど)は散らせてしまうとほんとうにたいへんです。
 ところで、このケンブリッジ・キャッスルというバラ、どう見てもオールド・ローズじゃありません。オールド・ローズといって売っていましたが、枝ぶりも花のゴージャスさもオールド・ローズのそれではありません。このバラ以外に、ダワー・ブリッジ、セレブ、ナッティング・ハムズブライトは海賊版ERとの噂が以前からあります。出所は7,8年前の国華園らしいのすが、どれもERにそっくりの品種があります。
タワー・ブリッジはメイヤー・オブ・キャスターブリッジ、セレブはゴールデン・セレブレーション、ナッティング・ハムズブライトはグラハム・トーマス、そしてケンブリッジ・キャッスルはオセロとそっくりだそうです。確かにオセロと特徴あるつぼみの雰囲気がそっくりなのです(つぼみの写真が見つかったらまた...)。
しかし、オセロは実はどちらかというと花はそれほど大きくないようなのですが、ケンブリッジ・キャッスルの花はたいへん大きなディープカップとなります。そのあたりが違います。セレブもゴールデン・セレブレーションとは何かちょっと違っていました。
 まあERそれそのもではないにしろ、どうもERの系統と近いようではあります。DNAを調べたりするときっとわかるのでしょうが、そんなの誰もやらないでしょうね。
まあ、謎の品種なので育て方もわからなかったのですが、以前に書いていたようにオベリスクに誘引してつるバラのように育てたらいっぱい花がついてくれました。香りもよくゴージャスな花はそれなりに目立ってくれて庭を演出してくれました。
ERのようなやさしさは感じられませんが、それなりに素敵な花だと思います。
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