杏色の微妙な色合いが素敵なタモラです。病害虫に強くて、あまり大きくならず花付きがいいということで、玄関の狭いスペースにスカーレット・オベーションといっしょに植えています。この花は、春の最初の花で、いきなり素敵な花をつけてくれました。
この色は写真映りが最高です。写真撮りで難しいのは赤で、微妙な色あいはほとんど表現できません。また、パソコンの液晶ディスプレイは特に赤の表現は下手で、平べったい減色したような色になってします。まったく逆なのがこの色で、本物もきれいなのですが、写真に撮るとさらにきれいに見える色なのです。コントラストがきれいに出て、花びらの1枚1枚がほんとうにきれいに映ります。
またさらにイングリッシュローズのひらひらした花びらは、さらにやさしい雰囲気が出ます。アンブリッジローズやエブリンなんかもいい雰囲気が出るんだろうなあと思います。タモラはどちらかというと花びらは多くないほうなのですが、いっぱい花びらがあるのもオールドっぽくていいのでしょうが、個人的にはこれくらいのほうがやさしさが感じられると思います。
香りはいわゆるミルラ香です。うううん、これがミルラの香りかと納得するような強い香りがします。しかし、これが好きかどうかは好みがはっきりでると思います。
となりに咲いているのがスカーレット・オベーションです。こちらはほんとうによく花をつけてくれてくれます。タモラは赤い花ともよく合います。赤い花のほうが引っ込んでしまいますが、1輪だけ撮るよりさらにきれいに見えます。
病害虫に強いということでしたが、実際はシャクトリ虫や黒点病の攻撃にくじけていました。やはり矮性なのでそれほど樹勢はつよくなく、ちょっと気を使って育ててあげる必要があるみたいです。ほっておきだったので、秋はちょっとしか咲きませんでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿