金曜日, 5月 09, 2008

流浪のスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン

 ディッシュで作ったような造花のような薄い花びらのつるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンです。我が家に来て4年目なのですが、実は初登場なのです。それには理由があります。
  苗を買ってきて花が咲いたら全然違う品種だったという話はたまに聞きます。経験がある方も多いと思います。このスヴニール・ドゥ・ラ・マルウメゾンなのですが、たぶんつるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンなのです。ちなみに、スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンは一応ブルボンなのですが、ティーと交配されていて、実際には四季咲き性があり、大きさも1m以内で鉢植えもできる品種ということになっています。一方、つるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンは枝代わりで、大きさも4m以上になるという品種。四季咲き性もありません。
 
 3年前に新苗を購入して植えたら、元気よくのびるはのびる。そもそも1m以内のブッシュだと思っているので、伸びる枝をどうすることもできません。枝はどちらかというと細めで自立もしてくれません。しょうがないのでフェンスに縛っておいたらお隣さんから苦情。しょうがないのでつるディンティベスが植えてある南側のベランダの下に引越しました。
 しかし、ここは砂が多く雨もかからない。結局は、水不足でどんどん枯れこんでいきました。枝も9割以上枯れてしまい、もうダメだなと思ったので、引っこ抜いて転がっていた菊鉢に植えて、エアコンの排水パイプを鉢に導いて目立たない隅のほうにおいておいたら、少なくとも枯れることはなくなんとか生命維持。昨年はつぼみもついたのですが、残念ながらつぼみのままボールになって枯れてしまいました。しかし、それからなんとなく弱いながら(葉はうどどんこだらけ)も枝を伸ばしていることに気がつきました。
  黒い菊鉢はあまりいけていないし、鉢の底から根も出てしまっている。これじゃダメだと思い。大きめの鉢に植えてアーチ状の支柱を使って枝を誘引してみました。
 かわいがってあげれば、それなりに育ってくれるし、つぼみもつくもの。結果がこの花です。つるでなければ、きれいな花をずっとつけていたはずなのですが、間違ってつるスヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンだったために、3年間に4回も植え替えられる運命だったわけです。
 じゃあこれで大丈夫かというとそうでもない。つるバラにしては元気がないし、花も少ない。花は独特できれいなんだけどね。来年はどうなることか...
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