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ほとんど期待もしていなかったソレイユ・ドールですが、いっぱい花をつけてくれました。鮮やかなオレンジ色で、それほど整っていないロゼット咲きなのですが、いかにもオールドローズっぽいワイルドな花をたくさん咲かせてくれました。
このソレイユ・ドールですが、欲しくて買ったものではなくて、300円で売られていた処分苗なんです。600円に値下げされていたものがさらに300円ということで、ホームセンターの片隅に寂しく置かれていました。そういうのを見ると思わず救ってあげたくなるもので、なんとなく買ってしまったものなのです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhboWrBJqbuU5MQxyMnzr7zcoex9IXV4DmjmmQl_nM6Y4MVemfqq5eVnD9q-ZzGhG9Q3c_VjX2tf1x-EGLyismeAXeZbvz8zcRMhxMrvDmBrKQwKGCbX4LYdGcbpGhoNGJhsMh5/s320/DSCF2893.JPG)
ソレイユ・ドールですがハイブリッドフェティダという分類をされています。ロサ・フェティダは中東を原産とする黄色の花で、モダンローズに黄色を導入するもとになったものです。ソレイユ・ドールはその過程で作出されたもので、この品種をもとに黄色のハイブリッドティーができていったということです。
残念ながら四季咲き性はないようで、秋は花をつけてはくれません。この後もう一度返り咲くとは思いますが、早々と店じまいをはじめております。もうちょっと花もちがいいといいんですが、花びらは薄いし花形も不安定なのですぐ終わってしまうのです。
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個人的にはそれほどうけのいいバラだとは思えないのですが、なぜかホームセンターでよく見かけます。モダンローズでもオールドローズでももっと見栄えがよくて花もちもよくさらに四季咲き性の花があるのになぜこんなのがいっぱい売られているのか疑問でしかたありません。
原種に近いバラですが、強いバラではありません。黒点病には弱く、高温多湿には弱く、それほど樹勢も強くはありません。ロサ・フェティダよりは育てやすいとは思いますが、なぜそれほど売られているのでしょう?もっとも、それほど売られてなかったらもっと高くても買うかもしれません。
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ただ、写真の撮り方によってはたいへんあじわいのあるバラです。花の形の変化もおもしろいし、香りも独特なものがあります。なにより早咲きで、庭を明るくしてくれるのがいいと思います。でもやはりなぜどこにでもあるのかわかりません。大量に売られているピエール・ドゥ・ロンサールがいったどこに植えられているのかという疑問に匹敵する疑問なのです。
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